書籍紹介

書籍名 「地域ファシズム」の歴史像
副題 国家改造運動と地域政治社会
著者 平井一臣
判型 A5判
頁数 298頁
発行年月 2000年4月
定価 本体3,000円+税
ISBN ISBN4-589-02420-9
本の説明 これまでの近代日本の国家主義についての研究をふまえながら、1930年代に北部九州で展開された国家主義運動を実証的に明らかにする。地域政治社会との関連で運動を分析し、戦間期日本政治におけるその役割と性格を考察。

この書籍は品切につき入手できません
目次 序章 「地域ファシズム」論の射程
 一 はじめに
 二 国家主義の「病理」と「生理」
 三 「地域ファシズム」論の射程
 四 本書の構成
第1章 近代福岡と国家主義
 一 明治維新と福岡士族
 二 玄洋社と地域政治社会
 三 内田良平と伝統的国家主義
 四 中野正剛と国家主義の転位
第2章 若き国家主義者・清水芳太郎の思想形成
 一 生い立ち―出生から早稲田入学まで
 二 早稲田時代
     中野正剛との出会い/杉森孝次郎との出会い
 三 杉森思想の衝撃
     「創造主義」と社会/「社会国家」の構想
 四 ジャーナリストとしての出発―我観社時代
     「新政治組織」の構想/「新しいナショナリズム」
第3章 政党内閣期の国家主義者
 一 『九州日報』主筆として
     九州日報社への入社/「立憲政治」と新聞
 二 普通選挙への期待
 三 政党批判の展開
     政友会批判/無産政党批判
 四 民政党への期待と失望
第4章 「科学」・「技術」による変革
 一 「自然科学者」清水芳太郎
 二 清水芳太郎の「科学」・「技術」思想
     進化論と「科学」・「技術」/「社会国家」と「科学」・「技術」/
     戦争と「科学」・「技術」
 三 清水理化学研究所
     清水理化学研究所の設立/清水理化学研究所の組織/治療部の設立/
     「電気診断器」/「民衆救済」から軍事技術開発へ
 四 清水理化学研究所から創生会へ
     清水理化学研究所への不満/創生会結成後の清水理化学研究所
第5章 「地域ファシズム」の胎動
 一 五・一五事件と『九州日報』
     五・一五事件のインパクト/清水の『九州日報』復帰/
     『五・一五事件―陸海軍公判記録―』の出版/「今日の主張」の開始
 二 創生会結成
     創生会結成/綱領と宣言
 三 創生会会則
 四 創生塾
     創生塾の開設/塾生の反応/塾生の社会的性格
第6章 「地域ファシズム」の展開(1)
 一 宣伝・普及活動の展開
     機関誌『創生』/講演会活動/支部の拡大/創生会の社会運動観/
     一九三五年初頭の活動
 二 創生会と大日本護国軍
     北部九州地域の青年将校運動/大日本護国軍/創生会と大日本護国軍/
     創生会への警戒
 三 第一回九州代表者大会
     宣伝・普及活動から「実行運動」へ/各県代表挨拶/綱領の改正と新宣言
第7章 「地域ファシズム」の展開(2)
 一 創生会と農村問題
 二 肥料値下げ運動
 三 福岡県会選挙
 四 創生会と国体明徴運動
終章 「地域ファシズム」の終息
 一 二・二六事件
 二 国家改造運動の下降―支部活動の展開
     創生会朝倉郡支部の発足/朝倉軌道バス問題と乾繭倉庫問題/
     蜷城部会と村政刷新運動
 三 国家改造から対外硬へ
 四 むすび―「地域ファシズム」の歴史的位相
資料・研究文献目録
関連年表
あとがき
索引
 

本を探す

書籍キーワード検索

詳細検索

書籍ジャンル検索