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書籍名 株式譲渡制限制度の研究
著者 中村光宏
判型 A5判
頁数 150頁
発行年月 2010年2月
定価 3,850円(税込)
ISBN ISBN978-4-589-03233-1
ジャンル 商法・会社法、経済法
本の説明 株式譲渡制限制度の主たる利用者として想定される閉鎖的株式会社に対する企業法制の戦後の沿革と展開を分析したうえで、新会社法(平成17年制定)のもとでの同制度の問題点と課題を検討することにより、閉鎖会社規制の在り方の再考を試みる。

目次 はしがき


◇第T部◇株式譲渡制限制度の系譜

第1章 昭和25年商法改正前の状況
 1 前提条件―検討の視点
 2 わが国における株式会社の実態
  ―株式の自由譲渡性を支える基盤とその実態
 3 株式の自由譲渡性の理論的位置づけ
 4 株式の自由譲渡性の法制度内での位置づけ

第2章 昭和25年改正における株式譲渡制限の絶対
   的禁止
 1 法改正時の社会情勢
 2 定款による株式の譲渡制限の禁止
 3 立法の不徹底に起因する法理念と実務慣行と
  の乖離

第3章 昭和41年商法改正における株式譲渡制限規
   定の復活
 1 譲渡制限規定復活に対する当時の理解
 2 閉鎖的株式会社における実態

第4章 「規模」による規制分化への歩みだし
   ―大小会社区分立法の意識化としての昭和
    49年商法改正
 1 改正にいたる社会情勢
 2 法源の多元化―昭和49年商法改正とその評価
 3 昭和56年商法改正における閉鎖会社法制の位
  置づけ

第5章 平成2年改正における閉鎖会社法制の取り
   込みとその後の展開
 1 閉鎖会社法制の本格的導入
 2 改正内容とその後の課題
 3 平成2年改正後の展開―閉鎖会社法制の混乱


◇第U部◇平成17年の新会社法の制定と株式譲渡
     制限制度

第1章 新会社法における株式譲渡制限制度
 1 会社法制定の経緯
 2 定款自治の拡大
 3 公開会社・非公開会社の区分のあり方
 4 株式の譲渡制限制度に関する内容

第2章 新会社法における非公開会社規制
   ―株式の譲渡制限に付される多様な機能
 1 総説―本稿における検討対象の絞込み
 2 具体的諸制度の概略

終 章 株式譲渡制限会社制度に関する残された問
   題と今後の課題
 1 総論的問題
 2 実体論から見た問題
 3 法制の限界を超えた問題
   ―特に株式の譲渡価格をめぐる問題
 

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