書籍紹介

書籍名 孫文の経済学説試論
著者 中村哲夫
判型 四六判
頁数 162頁
発行年月 1999年10月
定価 2,530円(税込)
ISBN ISBN4-589-02172-2
本の説明 故居の蔵書を手がかりに、孫文の経済学説がアメリカ制度学派に通底し、それは青年期に受洗したキリスト教の信仰実践であることを検証。この信念と儒教文化との関係を論証し、東西文化の双向性をもつ彼の経済思想を提示する。

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目次 T 開会式
  開会の辞
  議長団挨拶
  歓迎の辞
  祝辞
  祝電
  記念講演梗概
序章 孫文思想の東西文化性
第1章 孫文の人性
 問題の所在
 1 キリスト教精神と儒教式の修養との関係
 2 孫文のキリスト教精神
 3 アメリカの社会福音運動と孫文の救国主義
 小結
第2章 孫文の経済学説試論
 問題の所在
 1 『実業計画』がもつ経済学説上の特質
 2 「社会主義之派別及批評」がもつ経済学説上の特質
 3 「三民主義」講話がもつ経済学説上の特質
 小結
第3章 孫文の蔵書
第4章 孫文と制度派経済学
 問題の所在
 1 出口勇蔵教授の孫文研究
 2 孫文蔵書における経済学関係
 小結
第5章 孫文思想における伝統性と創造
 問題の所在
 1 宗族に対する孫文の基本的な観点
 2 香港宗親会の活動とその為公精神
 小結
第6章 孫文のアジア観の特色
 問題の所在
 1 「アジア連邦」の意味と文明進化論の特色
 2 日本文化に対する批評
 小結
第7章 孫文のアメリカとの共生志向
 問題の所在
 1 孫文と上海旧モリエール路の寓居
 2 孫文とアメリカ文明
 小結
終章 孫文と21世紀
あとがき
研究業績表
略歴
索引
 孫文と日本
  特別報告 孫中山と中国の近代化
U 討論会
  基調報告 孫文研究をめぐっての私見
 第一部会 孫文と中国革命
  孫中山と中国の国情
  孫中山の愛国主義を論ず
  孫中山の自由平等観について
  孫文の地方自治制度論
  孫文の経済学説試論
  孫中山と児玉源太郎台湾総督の「提携」
  反清革命期における孫中山の指導者としての地位
  孫文と辛亥革命
  中華革命党と欧事研究会
  時代、階級、革命
  討論記録
 第二部会 孫文と日本
  日本の対孫文政策と孫文の対日観
  孫文と神戸
  孫文と内田良平
  孫文と「大アジア主義」
  孫文の反帝国主義
  討論記録
V 閉会式
 閉会の辞
  編集後記/中村哲夫
  参加者名簿
 

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