書籍名 | ローカル・デモクラシーU |
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副題 | 公共という政治的仕組み |
著者 |
藪野祐三著 |
判型 | 四六判 |
頁数 | 244頁 |
発行年月 | 2005年11月 |
定価 | 2,750円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-02890-5 |
本の説明 |
政治学の対象としてのローカルと方法としてのデモクラシーを交差させ、地域中心の新たな生活空間を創造する思想的基盤を展開する。市民概念、権力論、NPO・NGOの政治性・営利性、ジェンダーなど今日的争点に迫る。 この書籍は品切につき入手できません |
目次 |
はじめに 序章 ローカル・デモクラシーの政治学 ―戦後政治学における市民概念の軌跡 一 政治学のなかの市民 二 戦後日本の政治的軌跡 三 個人・市民・有権者 四 グローバル化のなかの市民概念 第1章 ローカル・デモクラシーの「社会の主義」 ―NPOにみる「社会主義」と「社会の主義」の狭間 一 国家から社会へ 二 政府・市場・社会 三 組織と状況のデモクラシー 四 市民と社会とNPO 第2章 ローカル・デモクラシーの権力 ―分権型社会の政治的位相 一 分権をめぐる二つの概念 二 公的領域のなかの分権 三 私的領域のなかの分権 四 現代社会のなかの分権 第3章 ローカル・デモクラシーの公共政策 ―「公」と「共」の概念をめぐって 一 公共政策の可能性 二 システム創造における「共」の発見―政策担当者と政策対象者 三 システム実施における「共」の発見―システムとアクター 四 システム空間における「公」の発見―「官民公私」論 五 ローカル・デモクラシーの創造 第4章 ローカル・デモクラシーのNPO・NGO ―非政府という政府性と非営利という営利性 一 社会概念の再発見 二 地域社会のグローバル的必要性 三 非政府組織と非営利という課題 四 新たなNGO・NPOをめざして 第5章 ローカル・デモクラシーのジェンダー ―分権型社会とジェンダー問題 一 分権型社会とは何か 二 上からの分権(官官分権) 三 下からの分権(生活分権) 四 分権と規制 第6章 ローカル・デモクラシーの公私問題 ―相克する公的領域と私的領域 一 公的領域、私的領域、そして公共性 二 収奪される私的領域 三 埋め込まれた公的領域 四 「問題付き合い型」社会への拓き 終章 ローカル・デモクラシーの可能性 ―戦後日本の政治学の新たな飛翔 一 グローバル化とは何か 二 市民と市民性 三 グローバル化する市民性 四 政治学のなかの市民性 あとがき 索引 |