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書籍名 日本の貧困
副題 家計とジェンダーからの考察
著者 室住眞麻子
判型 A5判
頁数 214頁
発行年月 2006年9月
定価 3,410円(税込)
ISBN ISBN4-589-02971-5
ジャンル 貧困問題
本の説明 ジェンダー視点から家計研究の歴史をたどり、低所得世帯の家計を分析。これまで見逃されてきた日本における女性や子どもの貧困の実態を明らかにし、福祉国家のあり方を検討する。

目次 はしがき
第1章 家族家計・家計内個々人への収支配分・社会保障
 1 本章の課題と問題関心
 2 家計内ジェンダー関係
 3 家計所得水準と貧困率
 4 家計所得構成の諸相
 おわりに
第2章 不況下の家計消費
     ―家計消費と福祉国家に関する予備的考察―
 はじめに
 1 調査対象と消費定義によって異なる消費水準
 2 家計の構造的支出
 3 家計の実態と「消費不況」論
 4 家計消費と福祉国家
第3章 家計のジェンダー化と貧困測定
 1 貧困測定の単位
 2 家計概念と貧困測定データ
 3 既婚女性の低収入とシングル・マザーの貧困
 4 家計のジェンダー化と貧困測定
第4章 ジェンダーと貧困における家計分析の可能性
     ―経済格差と低賃金・貧困測定における個人の所得と世帯所得―
 はじめに
 1 日本におけるジェンダーと貧困の構造的問題
     ―「空白」の「日本型福祉国家」―
 2 日本型福祉国家と家族のあり方
 3 「新国民生活指標」(1999年版)による所得格差分析
 4 「福祉から雇用」政策における「低賃金と貧困」測定
 おわりに
第5章 母親の収入と子どもの貧困防御
 はじめに
 1 子どもの貧困定義と貧困率
 2 子どもの貧困と社会保障
 3 家計所得における母親の収入
 4 子どもの貧困防御と母親の収入
 おわりに
第6章 近年日本における多層的な貧困測定
 はじめに
 1 近年日本の貧困調査の概要
 2 方法からみた近年日本の貧困測定
 3 測定結果にみる日本の貧困
 4 多層的な貧困アプローチ
 おわりに
第7章 家計・ジェンダー・福祉ビジョン
 はじめに
 1 「批判的社会理論」における家族
 2 複合的概念としてのジェンダー平等と福祉ビジョン
 3 所得プール単位としての家計
 4 家計プール仮説に対する反論
 おわりに
あとがき
索引
 

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