- TOP
- > 書籍ジャンル検索
- > 〓ス@〓スN〓スw〓スE〓ス@〓スミ会ソスw〓スE〓ス@〓ス〓ス〓スj
- > 権利の法社会史
書籍名 | 権利の法社会史 |
---|---|
副題 | 近代国家と民衆運動 |
著者 |
後藤正人著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 290頁 |
発行年月 | 1993年11月 |
定価 | 3,300円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-01758-X |
ジャンル | 法哲学・法社会学・法制史 |
本の説明 | 地域住民の生活と権利を守る民主主義運動のなかで育まれた「環境権」「交通権」や「平和的生存権」など生成途上の概念の萌芽を法社会史的に検討する。近代日本の権利運動の軌跡とその法思想・法意識を考察。南方熊楠と民権運動のかかわりにもふれる。 |
目次 |
まえがき 序 章 近代国家と権利運動研究の意義 一 現代法史学の諸問題 二 本書の諸課題 第一章 自由民権運動と明治憲法体制 一 デモクラシーと自由民権 二 地域における自由民権 三 海外と国家へ向けた熊野の自由民権 四 自由民権を受け継ぐ熊野の自由主義 第二章 民権派代言人と帝国憲法 一 民権派代言人と明治憲法体制 二 立川雲平の学習と活動 三 立川雲平の帝国憲法観 四 帝国憲法批判と立憲主義的解釈 第三章 帝国憲法発布と法学生団体 一 憲法発布期の法思想 二 和歌山法学会について 三 和歌山法学会の活動 四 和歌山法学会の思想 五 帝国憲法・民法典編纂と法学生 第四章 一九世紀のヒューマニズムと自然環境論 ―一八八九年大水害の森林濫伐原因論 一 はじめに 二 被害とその実態 三 水害の原因論 四 結びにかえて 第五章 官営鉄道・北海道炭鉱鉄道への「交通権」運動 一 交通権訴訟の歴史的位置 二 明治一〇年代の運賃減額請願書の思想 三 官営鉄道運賃減額運動の指導と同盟 四 明治二〇年代の炭鉱鉄道分割・公道敷設請願運動 五 小括と課題 第六章 官営鉄道の私企業化問題と交通権思想 ―帝国議会における田中正造たちと天皇制国家 一 研究史と課題 二 近代日本の払下げと官営鉄道叫 三 炭鉱鉄道払下げの法構造 四 帝国議会に現れた払下げ命令書と北炭の経営問題 五 帝国議会における田中正造などの交通権思想と明治国家 六 鉄道国有化への道 第七章 自由民権と南方熊楠―デモクラシーの国際交流史 一 問題提起―熊楠の人生と学問の姿勢とを結ぶもの岬 二 熊楠をめぐる人々の思想 三 熊楠の自由民権認識 四 結言―熊楠は自由民権から何を学んだか 第八章 企業家の祉会進化論と南方熊楠の拝金主義批判 ―優勝劣敗と人権主義 一 近代法成立期の企業家と大正デモクラシー期科学者の思想 二 企業家の道徳論と婦人論 三 科学者の拝金主義批判 四 結びにかえて―家族法・平和構想との係わりで 第九章 自然環境保護運動と南方熊楠 ―日露戦後経営と大正デモクラシ 一 地方改良運動と地方の統合 二 神社合祀令の環境破壊 三 南方熊楠の「環境権」運動 四 南方熊楠の「環境権」運動・思想の特質、および要因 第一〇章 非戦運動・非戦教育運動と西村伊作 一 非戦・自由主義教育家の西村伊作 二 西村青年の非戦運動と地域の非戦運動・戦争教育 三 文化学院と家庭の非戦教育論 四 西村伊作の非天皇制的非戦教育論 補 章 書評・今西一『近代日本成立期の民衆運動』 終 章 総括と展望 一 個別的・全体的総括 二 展望 あとがき 人名索引 事項索引 |