
歴史
- 時事新報社主 福沢諭吉
- [歴史]
- 平山洋 著
- A5判・468ページ・7,700円(税込)
- 『福沢諭吉全集』の「時事新報論集」は、編纂者・石河幹明による意図的選別のため福沢執筆社説を正しく抽出しておらず、長年にわたり福沢の論説を歪めてきた。本書は、語彙や文体の分析により福沢真筆社説を選び直し、知られざる思想の全貌を解明する。


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- 戦中・戦後文化論
- [歴史]
- 赤澤史朗 著
- A5判・384ページ・7,150円(税込)
- ファシズム期日本の文化論、社会史、思想史の泰斗である著者の歴史研究を戦中戦後の通史的構成の下に編み直す。象徴天皇制など政治的意味合いの強い題材を取り上げ、イデオロギーのみでは捉え切れない視点から社会の実像に迫る画期的労作。


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- 東アジア歴史教科書問題の構図
- [歴史]
- 菊池一隆 著
- A5判・388ページ・6,600円(税込)
- 歴史教科書は史実をいかに述べているか。項目・事例別に相互比較し、特色や共通性/差異を示す。東アジア史の中での日本の位置と相互の有機的関連を構造的に考察。

- 中国塩政史の研究
- [歴史]
- 佐伯富 著
- A5判・932ページ・19,800円(税込)
- 政治、経済、財政、社会、文化など各方面から塩の中国歴史上における意味をさぐった全史にわたる塩政史。塩法に関する膨大な資料を書き下ろしで収載、項目ごとに説明を加えた詳細な索引を付した貴重な歴史史料。
〔日本学士院恩賜賞受賞〕
- 新・図説 中国近現代史〔改訂版〕
- [歴史]
- 田中仁 ・菊池一隆 ・加藤弘之 ・日野みどり ・岡本隆司 ・梶谷懐 著
- A5判・298ページ・3,300円(税込)
- 中国近現代史の始点を清朝の斜陽(1800年)におき、21世紀に至る過程を3編15章119項で描写。序章(岡本隆司)で近現代史を学ぶ意味を中国史の文脈から解説。新たに梶谷懐参加による終章では、今日の日中関係を展望する。2011年以降の動向を盛り込み、21世紀の中国、台湾・香港を充実。


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- 21世紀の東アジアと歴史問題
- [歴史]
- 田中仁 編
- A5判・228ページ・3,300円(税込)
- グローバル大国化した中国の出現による21世紀東アジアの構造変動を基調に、その内実を通時的・共時的に再構成し、日本と中国・台湾・韓国との関係性を照射。東アジアに通用する「歴史の語り」を構想するための素材を提供する。

- 中国外交と国連の成立
- [歴史]
- 西村成雄 編
- A5判・284ページ・3,850円(税込)
- 東アジアにおける中国「大国化」の歴史的起源を太平洋戦争中の国際連合の組織化過程にみる。対日政策との関連や戦争下の外交行動など、中国側のアーカイブズを利用して実証的に検証。第2次大戦末期の国際関係を立体的に再構成する。
- 中国近代東北地域史研究
- [歴史]
- 西村成雄 著
- A5判・526ページ・8,800円(税込)
- 中国近代の歩みのなかで、近代的民族運動とその思想形成という視角から、具体的な歴史過程の実証を通じて東北地域における政治的変革主体形成の諸段階をあとづける。中国近代政治史研究の一環としての東北地域政治史を試論的に提起した労作。
- 孫文・講演「大アジア主義」資料集
- [歴史]
- 陳徳仁 ・安井三吉 編
- A5判・390ページ・6,600円(税込)
- 1924年11月22日上海を出発、24日神戸着、30日出発までの1週間の孫文の足跡を資料でたどる。来日の目的であった「大アジア問題」についての講演を中心にその内容や孫文自身をめぐるマスコミの評価、対応を検証する。外交史料により日本の態度も考察。
- ジェンダーの西洋史〔3訂版〕
- [歴史]
- 井上洋子 ・古賀邦子 ・富永桂子 ・星乃治彦 ・松田昌子 著
- A5判・248ページ・2,640円(税込)
- 仏英米独露の5カ国の18世紀から今日までを対象に、参政権の獲得や法的地位の保障など女性の人権確立を指標に展開。05年以降の動きを補足し、年表や資料を最新データに差し替えた。
