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書籍名 | 日本における社会福祉のあゆみ |
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著者 |
池田敬正著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 212頁 |
発行年月 | 1994年5月 |
定価 | 2,530円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-01811-X |
ジャンル | 社会保障・社会福祉 |
本の説明 | 前近代から現代までを分析した通史。Tでは前近代社会の福祉のシステムを整理し、Uで慈善事業の実践を中心にした近代社会を、Vでは現代の、新しい社会共同の一環としての社会福祉を分析。生活総体を対象とする社会福祉学の本質を明らかにする。 |
目次 |
はじめに 序 福祉から社会福祉へ 人類の生存と社会共同 相互扶助と救済 ウエルフェアと人問の自由 社会福祉の成立 T 前近代社会と福祉 1 社会共同の展開と生活援助 生産と生活の共同 原始共同体から三つの共同体へ 生存の共同保障としての相互扶助 2 儒教の徳治と福祉 儒教と東洋的専制主義 古代日本の慈恵策 封建領主の慈恵策 儒者の救済論 3 仏教の慈悲と福祉 聖徳太子と国家仏教 慈悲の実践における作善 他力本願における共済施行と共済の再生 4 地域相扶と公共救済 隣保相扶の制度化 三浦梅園の慈愛 大坂における町方施行 江戸における町会所救済 U 近代社会と福祉 1 社会共同の解体と生活援助 地縁・血縁の紐帯と身分差別の解体 個の自立と人間の自由 自由放任と公共救済 ウエルフェアと博愛 2 明治維新と恤救規則 幕藩制から明治国家へ 天皇の慈恵と公共救済 恤救規則の成立 その他の救済制度 3 救済事業の展開 救済事業における二つの流れ 窮民救済 児童保護 医療保護 4 救済と慈善の思想 明治国家の慈恵主義 貧困の社会的発見 慈善事業思想の諸相 国家主義的救済論の展開 5 救貧法制構想 恤救規則の限界 義務救助主義救貧法の提案 慈恵的救済行政の地方依存 救貧法に代る特別救護立法 6 慈善事業の発展 慈善事業の本格化 児童保護事業の展開 養老事業の形成 慈善事業の社会化と組織化 7 感化救済事業 日露戦後の社会変化 地方改良と感化救済 「隣保相扶」の再編成 「天皇の慈恵」の転形 V 現代社会と福祉 1 社会共同の再生と生活援助 現代的社会構造の形成 社会改良と社会問題の普遍化 「社会」の発見と調節 社会福祉における生活関連公共政策 2 社会事業思想の形成 社会調査と社会問題論 社会連帯論の二つの流れ 社会事業理論の展開 国民福祉論の提起 3 社会事業行政の展開 救済事業調査会の設置 社会事業行政機関の整備 方面委員制度の展開 社会事業の助成と全国組織 4 社会事業の進展 一般救護と軍事救護 経済保護事業の形成 児童保護事業の進展 医療保護とセツルメント 5 救護法の成立 大恐慌と国民生活の破綻 救貧行政の転換 救護法の制定 救護法の内容と実施 6 社会事業の国家統制 生活関連施策の官主導 軍事援護事業の拡充 母子保護法の制定 社会事業法の制定 7 社会保険制度の成立 共済組合の形成 健康保険制度の成立 国民健康保険組合の設立 年金保険制度の成立 8 太平洋戦争下の厚生事業 戦時下の健民健兵政策 厚生事業理論の提起 社会事業の国家管理 戦時厚生事業の展開 9 戦後における社会福祉の再生 戦後社会と福祉改革 生活保護法の形成 社会福祉諸法の成立 戦後における社会保険 10 社会福祉の本格的形成 社会福祉理念の形成 社会福祉事業の伸展 社会保険制度の確立 11 これからの社会福祉 「福祉見直し」と普遍主義 社会保険の制度改革 福祉改革どこれからの社会福祉 統計資料 参考文献 |