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書籍名 在野「法曹」と地域社会
著者 橋本誠一
判型 A5判
頁数 300頁
発行年月 2005年2月
定価 6,600円(税込)
ISBN ISBN4-589-02795-X
ジャンル 法哲学・法社会学・法制史 司法制度・裁判実務
本の説明 大正期から昭和前期にかけて静岡市で活動した弁護士・鈴木信雄を題材に、三百屋(非弁護士)の活動実態を解明し、日本弁護士史における位置づけをさぐる。地域司法にとどまらず制度史全体への視点を向け、歴史認識そのものに見直しを迫る。
目次 第一部 弁護士鈴木信雄と近代地域祉会
 序論―研究の視点
 第一章 青少年期の鈴木信雄
  1 祖父の薫陶 
  2 農業への従事、独学、そして上京 
  3 明治大学法科専門部 
  4 弁護士試験への挑戦 
 第二章 大正期の在野法曹界
  1 大正期の弁護士法制 
  2 弁護士の職場風景 
  3 弁護士の実務修習 
 第三章 「三百屋」と会則改正問題
  1 「三百屋」の実態 
  2 静岡弁護士会則改正 
  3 会則改正その後 
 第四章 人権蹂躙問題
  1 青年弁護士の法認識 
  2 人権蹂躙問題への取組 
 第五章 陪審裁判
  1 陪審裁判の実施準備 
  2 静岡県で最初の陪審裁判 
  3 陪審裁判のその後 
 第六章 政治思想と政治活動―市会進出を中心に
  1 立憲政友会静岡岳南少壮団と国本社静岡支部
  2 静岡市会議員選挙への立候補
  3 静岡市会議員としての活動
 第七章 県会での議員活動
  1 県会進出の経緯
  2 1931(昭和6)年11月通常県会―県会議場への初登壇
  3 1934(昭和9)年通常県会 
  4 1935(昭和一〇)年通常県会 
 おわりに
第二部 日本弁護士史の再検討
 序 論
 第一章 司法職務定制以後の代言人・代人(1872〜1876年)
  1 はじめに―堺県における代書・代言人と郷宿
  2 静岡藩の郷宿 
  3 静岡県の他言人 
 第二章 代言人規則以後の代言人・代人(1876〜1880年)
  1 免許代言人の登場 
  2 代人の訴訟代理 
  3 代人の法廷外活動 
  4 裁判所の風景―代言人・代人・郷宿
 第三章 代言人規則改正以後の代言人・代人(1880〜1893年)
 第四章 旧々弁護士法下の非弁護士
  1 非弁護士の活動実態 
  2 府県弁護士会の非弁護士対策 
  3 警察による非弁護士取締 
 第五章 旧弁護士法への道程―弁護士と非弁護士の相剋とその帰結
  1 大正期の司法状況 
  2 弁護士法改正問題 
 おわりに―もう一つの日本弁護士史への展望
  人名索引
  事項索引
 

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