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書籍名 | 事実認定の適正化 |
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副題 | 続・刑事裁判の心 |
著者 |
木谷明著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 310頁 |
発行年月 | 2005年7月 |
定価 | 3,850円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-02854-9 |
ジャンル | 刑事法 司法制度・裁判実務 |
本の説明 | 「疑わしきは罰せず」の原則はいかに生かされるべきか。永年にわたる裁判官の実務を通して事実認定の適正化を説く著者が心血を注いで論述。司法研修所での講座も盛り込む。好評を博した『刑事裁判の心』の続編。 |
目次 |
はしがき 第一部 事実認定適正化の方策 第一章 刑事事実認定について 一 はじめに 二 刑事事実認定に関する私の基本的立場 三 石井一正教授の書評による批判について 四 事実認定の手法 五 おわりに 第二章 裁判官から見た弁護人活動 ―捜査の適法性及び自白の任意性の争い方を中心として― 一 はじめに 二 違法捜査の立証に関する弁護人の責務について 三 操作の違法や自白の任意性を本格的に争おうとする場合の最大の障害 ―保釈や接見に関する実務の厳格過ぎる運用と改善の動き― 四 事実を争おうとしない被告人や少年の弁護について 五 捜査の適法性を争う実益 六 捜査の違法や自白の任意性の疑いを立証できた事例、 弁護人の訴訟戦術に疑問を感じた事例 七 捜査の違法と量刑 八 おわりに 第三章 鹿児島の夫婦殺し事件―冤罪の疑いによる破棄差戻し― 一 調査報告の経緯等 二 判例解説 第四章 よど号ハイジャック事件―謀議の認定と不意打ち― 一 調査報告の経緯等 二 判例解説 第五章 柏の少女殺し事件―少年事件の「再審」― 一 調査報告の経緯等 二 判例解説 第二部 二一世紀の法曹像 第六章 法律学は面白いか―法律学の特質と期待される法律実務家像― 一 はじめに 二 法律学は面白いか 三 私の経験 四 皆さんの場合 五 何のために、どのようにして法律を学ぶのか 六 司法の仕事を面白いと実感できるようになったいきさつ 七 法律解釈に関する私の経験―月刊ペン事件― 八 法律の勉強を好きになる方法(五箇条) 九 終わりに―期待される法律実務家像― 第七章 二一世紀の司法を支える皆さんへのメッセージ ―いかにして「理想の裁判」を実現するか― 一 はじめに 二 司法の役割について 三 当事者が納得する裁判をいかにして実現するか 四 訴訟指揮・証拠調べと審理態度 五 不合理な事実認定をしないために 六 理由付け 七 結論について 八 裁判官生活全般に関する問題 九 転勤および任地について 一〇 人格の陶冶とセンスの向上について 一一 おわりに 第八章 法律文化の形成と裁判官の役割 一 はじめに 二 法律文化とは 三 私の経験から 四 判例形成の過程 五 最高裁判例の形成における調査官の役割 六 判例とのつき合い方 七 より良き法律文化の形成に貢献し得る裁判官となる方法 八 おわりに |