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書籍名 訴訟当事者からみた民事訴訟
著者 波多野雅子
判型 A5判
頁数 280頁
発行年月 2006年2月
定価 5,390円(税込)
ISBN ISBN4-589-02902-2
ジャンル 民事訴訟法
本の説明 訴訟当事者からみた民事訴訟手続きの理論・実務運用は真に公正・適切なものか?訴訟当事者の主体としての意識をどう養うべきか?民事訴訟における理論・原理の役割の復権をとく。
目次 序文―解題にかえて
初出一覧
T 民事訴訟における当事者自治
    ―その限界性と方向性に関する一試論―
 一 はじめに
 二 民事訴訟における当事者自治の領域
 三 裁判所の変化
  1 裁判官の役割の変化
  2 審理形態の変化
 四 民事訴訟における当事者の今後の方向性
  1 民事訴訟の目的
  2 自己責任強化をめぐる動向
  3 民事訴訟法の公法性
  4 問題点
 五 おわりに
U 訴訟上の和解における弁護士の代理権限の範囲
    ―弁護士と訴訟当事者(依頼者)との関係性からの考察―
 一 はじめに―問題の所在
 二 最高裁平成12年3月24日判決の概要とその問題点
 三 弁護士の和解権限の範囲―判例状況
 四 弁護士の和解権限の範囲―学説状況
 五 弁護士の和解権限についての諸検討
  1 民事訴訟法55条沿革史面からの検討
  2 弁護士と依頼者との法的関係面からの検討
  3 弁護士の役割面からの検討
  4 小括
 六 おわりに
V 裁判官忌避制度再考―訴訟当事者の視点による手続的公正―
 一 はじめに―問題の所在
 二 忌避制度の存在趣旨と意義
 三 忌避事由―「裁判の公正を妨げるべき事情」
 四 忌避申立てと忌避濫用対策
 五 忌避制度機能不全の諸原因
 六 忌避制度再構築
  1 忌避事由の拡大化
  2 忌避申立却下に対する不服申立てについての理論再構成
  3 構造矛盾の適正化
 七 おわりに
W 口頭弁論の意義に関する試論
 一 はじめに
 二 口頭弁論の基本構造
  1 口頭弁論の概念
  2 口頭弁論の沿革史
  3 口頭弁論審理に関する基本原則
 三 口頭による結果陳述
  1 口頭弁論の結果陳述
  2 弁論準備手続の結果陳述
  3 小括
 四 陳述書に関する問題
  1 陳述書に関する議論の動向
  2 陳述書に関する理論的問題
  3 小括
 五 若干の考察と展望
X 訴訟の当然承継―当事者の死亡と訴訟終了宣言―
 一 はじめに
 二 訴訟承継全体像
  1 訴訟承継制度の趣旨
  2 判例状況と動向
  3 学説状況と動向
 三 一身専属権と相続との関係性
 四 訴訟承継判断基準の再検討
 五 おわりに
Y 民事訴訟における釈明の役割
 一 はじめに
 二 釈明権に関する理論状況
  1 釈明の態様
  2 釈明権行使の範囲に関する学説状況
 三 釈明権行使に関する判例の変遷
  1 大審院判例から最高裁判例(平成)まで
  2 現在の視点からみた判例内容
 四 釈明権に関する解釈上の問題点
  1 釈明権不行使・過度の釈明権行使の場合の違法性是正手段
  2 救済理論の検討
 五 釈明に関する諸問題
  1 期日外釈明
  2 弁論主義との関係への考察
  3 心証開示
 六 おわりに
あとがき
 

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