書籍名 | 憲法と議会制度 |
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シリーズ | 現代憲法大系9 |
著者 |
杉原泰雄・ 只野雅人著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 440頁 |
発行年月 | 2007年4月 |
定価 | 5,940円(税込) |
ISBN | ISBN978-4-589-02991-1 |
ジャンル | 憲法 |
本の説明 | 「危機的」かつ「機能不全」の状況にある日本の国会について、国会制度の原理・原則に焦点を当てて再検討する。比較憲法史的な視座から国会制度を考え、憲法に基づく「徹底した民意の反映」とは何かを考察する。 |
目次 |
監修者のことば はしがき 第一部 議会制度総論 第一章 近代における三つの議会構想 T 近代立憲主義型の議会構想 U 外見的立憲主義型の議会構想 V 「人民主権」の議会構想―フランスの場合とアメリカの場合 第二章 古典的議会制から現代議会制へ T 近代における古典的議会制(「古典的代表制」・「純粋代表制」)としての具体化 U 現代議会制としての展開 第三章 現代議会制の諸課題 T 「行政国家」状況への対応の問題 U 国会制度に内在する限界の克服の問題―「充実した地方自治」体制の課題 V 知る権利の問題 W とくに政権党を統制する流動的世論の不可欠性 X 「人民」によるその代表の政治責任を追及する制度 第四章 明治憲法の帝国議会から日本国憲法の国会へ T 帝国議会の構造 U 帝国議会の運用 V 日本国憲法の国会を考えるために―第二部へのつなぎとして 第二部 日本国憲法の国会 第一章 議会制 T はじめに―議会制と憲法原理 U 日本国憲法の制定と国会 V 議会・民意・政党―議会制への諸像 W 統治構造改革と議会制 X 国民主権と議会制 第二章 「全国民の代表」の意味―代表の基礎理論と議会制― T 代表と「民意」 U 代表における等質性と多様性 第三章 議会と「徹底した民意の反映」 ―公権力の組織原理としての「人民主権」と日本国憲法の議会制― T 「全国民の代表」と政治的平等―「一人一票」の射程 U 「全国民の代表」と多様性の代表―代表の「社会学化」をめぐって V 「全国民の代表」と政党 W 「全国民の代表」と選挙制度 X 「全国民の代表」と二院制 Y 「人民主権」と議会制 参考文献 索引(事項・判例) |