書籍名 | シティズンシップとベーシック・インカムの可能性 |
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シリーズ | シリーズ・新しい社会政策の課題と挑戦第3巻 |
著者 |
武川正吾編著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 250頁 |
発行年月 | 2008年8月 |
定価 | 3,630円(税込) |
ISBN | ISBN978-4-589-03112-9 |
ジャンル | 社会政策 |
本の説明 |
ベーシック・インカムは実現できるのか。市民権をめぐる動向をふまえ、経済学・法学・政治学の立場から多面的に分析。財源を提示し、実現可能性を具体的に検討する。ワークフェアとの関連がわかる座談会も収載。 |
目次 |
目 次 刊行にあたって 序 社会政策の20世紀から21世紀へ 1 福祉国家と社会政策 2 グローバル化・個人化と社会的排除 3 ワークフェアとベーシック・インカム 4 本書の構成 第T部 原理的な考察からの出発 第1章 21世紀社会政策の構想のために ■ベーシック・インカムという思考実験 1 ピースミールからユートピアへ 2 社会価値と社会政策 3 社会政策における思考実験 4 社会政策としてのベーシック・インカム 5 ベーシック・インカムとは何か 6 賛否両論 7 ユートピアからピースミールへ 第2章 〈社会的排除〉の観念と〈公共的 経済支援政策〉の社会的選択手続 はじめに 1 社会的排除の観念−集合-補集合関係 のもたらす二次的不利性 2 公共的経済支援政策の射程と枠組み 3 社会的選択手続きの定式化 おわりに 第3章 シティズンシップとベーシック・ インカムをめぐる権利の理論 はじめに 1 シティズンシップと社会権 2 社会権の法理−法的人間像をめぐって 3 ベーシック・インカムと社会権 4 権利の理論とベーシック・インカム おわりに 第4章 シティズンシップと ベーシック・インカム はじめに 1 ベーシック・インカムと権利 2 ベーシック・インカムと義務−互恵性 原理を中心に 3 ベーシック・インカムは義務としての シティズンシップを促進しないのか? おわりに 第U部 日本の現実への接近 第5章 ベーシック・インカム論が日本の 公的扶助に投げかけるもの ■就労インセンティブをめぐって はじめに 1 日本型福祉国家システムの 「中核」−労使協調と動員 2 日本型福祉国家システムの「周辺」− 公的扶助受給者の「自立助長」をめぐって 3 日本型福祉国家システムのゆらぎと 2つの社会構想―ワークフェアと ベーシック・インカム おわりに―日本の公的扶助へのインプリケーション 第6章 基礎年金制度の類型とその決定要因 ■ベーシック・インカムとの関係に 焦点を当てて はじめに 1 各国における基礎年金の概要 2 基礎年金の類型化 3 ベーシック・インカム型年金の決定要因 おわりに 第7章 日本の児童手当制度とベーシック・ インカム ■試金石としての児童手当 はじめに―問題の所在 1 児童手当の所得制限はいかにして 生まれたか 2 所得制限はいかに児童手当を歪めたか おわりに 第8章 日本におけるベーシック・インカム に至る道 はじめに 1 「月額8万円で比例所得税率50%」 提案の現在 2 日本におけるBI実現の可能性 おわりに 【座談会】 ワークフェアとベーシック・インカム ■福祉国家における新しい対立軸 【座談会補論】 ベーシック・インカム資本主義の3つの世界 「ワークフェアとベーシック・インカム 福祉国家における新しい対立軸」に寄せて |