書籍名 | ジェイムズ経験論の諸問題 |
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著者 |
三橋浩著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 328頁 |
発行年月 | 1973年1月 |
定価 | 2,200円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-00585-9 |
ジャンル | 哲学・倫理学 |
本の説明 | アメリカの精神・プラグマティズムの衰退はジェイムズ自身の経験論に根ざす不幸でもあった。本書は、この意図からその思想を再吟味、今日の不可解なアメリカ、その心とは何かを探る気鋭の論考。 |
目次 |
再版にあたって はしがき 第一章 ジェイムズ経験論の輪郭 第一節 ジェイムズの生涯と性格 第二節 ジェイムズ哲学序説―その通俗的性格― 第三節 続・ジェイムズ哲学序説―その哲学的意味― 第四節 ジェイムズ哲学の背景 第五節 哲学体系からみたジェイムズ哲学の位置―ジェイムズ経験論の誕生― 第二章 ジェイムズ経験論の中心思想 第一節 反主知主義としての根本的経験論 第二節 根本的経験論の中心思想 第三節 純粋経験の世界 第四節 経験の連続性 第五節 ジェイムズの実在観 第六節 辺縁ないしは包暈の哲学としてのジェイムズ経験論 第七節 根本的経験論に対する一般的評価 第三章 ジェイムズ経験論の発展 第一節 プラグマティズムについて―その理論的特徴― 第二節 続・プラグマティズムについて―根本的経験論との関連において― 第三節 宗教思想について―その経験論的性格― 第四節 続・宗教意想について―科学的対象から哲学・形而上学的対象ヘ― 第五節 多元的宇宙について 第六節 ジェイムズ経験論のその他の特徴について 第四章 ジェイムズ経験論の意義 第一節 知覚の哲学としての経験論とジェイムズ経験論 第二節 知覚の哲学における倫理的思想の特徴とジェイムズ経験論 第三節 ジェイムズ経験論の神話 第四節 ジェイムズと現代―結語にかえて― 注 参考文献 ウィリアム・ジェイムズ年譜 あとがき |