書籍名 | 論理の基礎(下) |
---|---|
副題 | 日常言語と形式論理学 |
著者 |
P.F.ストローソン/ 常俊宗三郎・ 木村慎哉・ 薮木栄夫訳 |
判型 | 四六判 |
頁数 | 182頁 |
発行年月 | 1976年2月 |
定価 | 1,320円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-00717-7 |
本の説明 |
オックスフォード学派・日常言語学派の泰斗たる原著者が、日常の言語活動におけるコトバの働きと論理体系の中での記号との対照点・接触点を解明。入門書の水準で形式論理学の哲学的検討の基礎を説明した。 この書籍は品切につき入手できません |
目次 |
『論理の基礎』の日本語版への序文 はしがき 第6章 主語、述語、存在 T 定言命題の伝統的体系 1 式 2 法則 3 体系化 U この体系にたいする通常の批判 4 存在のディレンマ 5 ディレンマの詳細 V 主語と述語 6 形式主義的解決 7 現実にそくした解決;前提条件と伴立 8 クラス成員性とクラス包含性 主語述語言明 9 一般的言明を単称言明の連言として分析することの適切さ 10 定冠詞と不定冠詞で始まる単称言明 11 “‘存在する’は述語ではない” 12 伝統的体系の限界 第7章 一般的言明と関係 T 一般的言明 1 一般的主語述語言明の真理条件 2 一般文の種類 3 法則言明 4 一般文をきちんと分類することはできない U 関係 5 移行性 6 対称性 7 関係とその逆 8 ‘関係’の自然でない使用 9 関係推論を‘還元’する試み 10 論証の論理形式 第8章 二種類の論理学 T 形式論理学:適用と限界 1 伴立規則と言及規則 2 論理上理想的な文 3 現代論理学の記号法を必然的真理と自然法則の体系に使用すること U タイプの差異と形成規則 4 形式規則と文法の規則 5 文法上のものでないタイプ制限 6 基礎的タイプがあると形而上学的に信じること V ことばの論理学 7 ことばの流動性 8 日常の話しことばの論理学 第9章 帰納推理と確からしさ T 支持と確からしさ 1 非演繹的推理 2 支持の程度;‘確からしい’等の使用 3 支持と相対頻度 4 支持と数で表わされた見込み 5 一般化のための支持の程度 6 証拠を評価する明確な規則はない U 帰納の‘正当化’ 7 疑いとその由来 8 帰納の究極の前提を望むこと 9 数学的な正当化を見出す試み 10 要求の無意味さ 11 事柄を見出すのに成功するどんな方法も帰納的に支持されなければならない 12 帰納が正当であるためには‘前提条件’が必要であると信じることは二つの 問題を混同して融合させることに基づくのかもしれない 原注 訳注 訳者あとがきに代えて 事項(人名)索引 記号索引 |