書籍紹介

書籍名 イギリスの教育と福祉
副題 問われる学校の責任と限界
著者 D.ジョンソン編/ 岩橋法雄福知栄子他
判型 A5判
頁数 288頁
発行年月 1983年6月
定価 2,750円(税込)
ISBN ISBN4-589-01100-X
本の説明 世界各国で学力・校内暴力問題が頻発し、教育の機会均等、民主主義教育の継承発展が課題となっている今日、イギリスの中等学校教育に焦点をあて、実態調査をもとに教育の現状と発展の方向を福祉機関(政策)との関連を通して追究する。

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目次 日本語版にあたって
訳者まえがき
第一章 総合制中等学校と子どものニーズ
 第一節 総合制中等学校への期待と現実
  1 教師の権威
  2 個人としての生徒
 第二節 子どもの二ーズ―ケア、指導・管理、ガイダンス―
  1 子どものニーズに応える教師の受け皿
  2 教師の役割認識
  3 子どものニーズの分類
第二章 総合制中等学校のパストラル指導
     ―福祉ネットワークを志向して―
 第一節 〈パストラル〉概念と教師の認識
  1 調査対象校のパストラル指導体制
  2 教師の〈パストラル〉認識
 第二節 パストラル指導の領域と実践
  1 教育における個人の発見
  2 学校=共同体の構成員としての生徒
  3 社会的ケアの諸相
第三章 パストラル指導と学校カウンセラーの役割
 第一節 学校カウンセラーの実態
  1 カウンセラーA(ケース1)
  2 カウンセラーB(ケース2)
  3 指導者型カウンセラーと相談者型カウンセラー
 第二節 学校カウンセリング研究と学校カウンセラーヘの期待
  1 学校カウンセリング理論の到達段階
     ―「クライエント中心」論と「機関中心」論
  2 学校カウンセラーヘの理解と期待
第四章 パストラル指導と教科の学習指導
 第一節 教育の方法的努力
  1 教育方法とパストラル・ケア
  2 パストラル・ケア追求の諸相
 第二節 パストラル指導体制の模索
第五章 学校の責任と限界―“学校”という境界を越えるために―
 第一節 学校のケアと責任範囲
 第二節 学校と家庭・学校外諸機関との協力=協働
  1 教師の「境界」認識
  2 上級職と“境界”
第六章 教育局と福祉ネットワーク
 第一節 教育行政の枠組
  1 教育局の役割
  2 アドバイザーの役割
 第二節 長欠生徒教育センター
  1 教育とソーシャル・ワーカーとの協働の試み
  2 センターの活動と意義
第七章 青少年のためのソーシャル・ワーク
 第一節 地域におけるソーシャル・ワーク
  1 ソーシャル・ワークの発展
  2 ソーシャル・ワーカーの役割と仕事
 第二節 ソーシャル・ワーカーの自律性
  1 ソーシャル・ワークの価値
  2 ソーシャル・ワーカーと学校
  3 ソーシャル・ワークの発達形態
第八章 教育福祉サービス
 第一節 教育福祉サービスの発展と教育福祉官の役割
  1 教育福祉サービスの形成と性格
  2 教育福祉官の機能と特質
  3 教育福祉官の職務と仕事
 第二節 教育福祉官と教師、ソーシャル・ワーカー
  1 教育福祉サービスの組織
  2 福祉ネットワークと教育福祉官
第九章 学校心理サービス
 第一節 学校心理サービスの機能と本質
  1 学校心理サービスの発展
  2 学校心理サービスと教育心理学者
 第二節 学校心理サービスの意義
第十章 児童相談サービス
 第一節 学際的児童相談活動
  1 児童相談の現状
  2 児童相談活動の過程
  3 児童相談活動におけるチーム・ワーク
 第二節 児童相談所と他機関との関係
第十一章 青少年のための保健サービス
 第一節 子どもの健康問題
  1 サービスの歴史
  2 地域医療
 第二節 青少年のための地域保健サービス
  1 学校保健サービス
  2 巡回保健サービス
  3 健康教育
  4 青少年の固有なニーズと健康サービスの専門分化
第十二章 少年局の成立と役割
結章
訳者解説
調査記録
参考文献
索引
 

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