書籍名 | イギリス社会保障の史的研究〔W〕 |
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著者 |
樫原朗著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 592頁 |
発行年月 | 1993年11月 |
定価 | 12,100円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-01771-7 |
ジャンル | 社会保障・社会福祉 |
本の説明 | 〔W〕国民保健サービスの展開 |
目次 |
目次 序章国民保健サービスの四五年の変容ーベヴァンの国民保健サービスからサッチャーのそれへー 1 国民保健サービス形成までの簡単な概要 2 五〇年後からみたベヴァリジ報告 3 一九四八年国民保健サービスの基本的特徴と問題 4 一九五〇ー六〇年代の変化 5 七〇年代から八○年代初期の再組織と計画化ーサッチャー時代初期も含めてー 6 サッチャー時代初期の改革 7 サッチャー時代の大改革ー国民保健サービスの大改正ー 第一章 国民保健サービス制度とその運営 1 国民保健サービスの機構 2 増大する費用の問題 3 三部門構造その他の問題 4 一九四六年法から一九七三年法へのもう一つの局面、開業医サービスからコミュニティにおけるプライマリ・ケアの考え方の重視への転換 第二章 計画化と保健サービスの再組織 1 マネージャリアリズム 2 病院計画へむけてー病院計画と保健ならびに福祉の問題 3 組織の改革と計画化のはじまりー新しい波のうねり 4 国民保健サービスの再組織ー再組織による新構造 第三章 一九七四年再組織以後の計画化と問題 1 国民保健サービス再組織後の計画化 2 国民保健サービスをとりまく風土の変化と再組織に対する不満 3 メリソン王立委員会報告とその後の問題と改革 第四章 国民保健サービスの計画化とアウトプットの測定 1 計画化の導入と推移 2 インプットとアウトプットの問題 パフォーマンスの測定にむけてー組織的な解決から行動的な解決へ 3 効果性と効率 4 効率あるいはパフォーマンス測定の具体的な歴史 5 パフォーマンス指標の具体化 第五章 サッチャー政権中期の変革ー一九八二年の再組織以後のグリフィス・リポートの導入による変化ならびに家庭医サービスの問題 1 グリフィス・リポートの早期導入と組織変化 2 家庭医サービスと医療改革のグリーン・ペーパー 3 プライマリ・ケアに関するホワイト・ペーパー 第六章 コミュニティ・ケア推進への転回ーその概念、展開と改革案ー 1 コミュニティ・ケア概念の複雑さ 2 コミュニティ概念の変遷 3 八〇年代のコミュニティ・ケア問題 4 一九八六年の監査委員会報告 5 ロイ・グリフィスのコミュニティ・ケアの報告 第七章 サッチャー政権後期の国民保健サービス対策と改革の動き 1 一九八八年までのサッチャーの国民保健サービス対策の概略 2 国民保健サービスの現金危機と看護婦ストライキならびに対策 3 ムーア社会サービス担当大臣の国民保健サービス改革への着手 4 保健大臣の交替(社会保障省と保健省の分離)と改革案の推進 5 国民保健サービス改革案の発表 6 ホワイト・ペーパー『患者につくす』の内容 7 ホワイト・ぺーパーの反響 8 ワーキング・ペーパーの内容と問題点 9 その後の動き 第八章 「国民保健サービスおよびコミュニティ・ケア法」の成立と実施 1 サッチャーの国民保健サービスの改正(これまでの要約)ーエンソーベンの内部市場の導入 2 グリフィスのコミュニティ・ケアとそのホワイト・ペーパー 3 「国民保健サービスおよびコミュニティ・ケア法」の成立 4 実施準備から新制度の実験へ 5 コミュニティ・ケアの実施 6 国民保健サービスの予算の配分 7 診療報酬の改正と費用 補章 イギリスの民間医療保険の変遷 1 はじめに 2 民間医療の病床 3 民間医療保険のミニ・ブーム 4 病院ブーム 5 民間部門展開の衝撃 イギリス国民保健サービスに関する年表 歴代の保健関係大臣 |