書籍名 | 審理手続と効力 |
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シリーズ | 民事保全講座2 |
著者 |
中野貞一郎・ 原井龍一郎・ 鈴木正裕編 |
判型 | A5判 |
頁数 | 530頁 |
発行年月 | 1996年11月 |
定価 | 8,250円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-01974-4 |
ジャンル | 民事訴訟法 |
本の説明 | 新しい民事保全法の審理方式、裁判手続の改善点をはじめとする新法下での理論上、実務上の主要な基本問題に対して、体系的・総合的に考察する。 |
目次 |
序文/三ヶ月章 凡例 民事保全の審理方式―審尋と口頭弁論/加藤新太郎 T はじめに U 決定手続原則による民事保全手続の構造と手続裁量 V 民事保全の審理方式としての書面審理 W 民事保全の審理方式としての審尋 X 民事保全の審理方式としての任意的口頭弁論 Y むすび 民事保全における疎明責任とその分配/松本博之 T 訴訟要件と保全要件 U 疎明 V 民事保全における主張責任・疎明責任の分配 民事保全における裁判手続の改善/園尾隆司 T 概説 U 裁判の形式―オール決定主義 V 調書の省略と供述の録音 W 決定の理由の記載 X ラウンドテーブル法廷の設置 Y ファクシミリの利用 Z 高性能録音機の導入 [ 高速ダビング機の配備 \ 民事訴訟の審理の充実促進のための裁判官の増員 〔補遺〕司法統計から見た民事保全の裁判の実情 民事保全における担保/土屋文昭 T 意義 U 担保の決定 V 担保提供の方法 W 担保の取戻し X 担保の還付 〔別表〕担保取戻しの運用基準 民事保全における裁判/藤原弘道 T 総説 U 決定の方式と最高裁判所規則への委任 V 決定書とその記載事項 W 理由および理由の要旨 X 調書決定(民保規一〇条) Y 裁判の効力(再度の申立て) Z 判事補の権限の特例 仮処分の方法/藤田耕三 T はじめに U 仮処分の方法についての制約 V 仮処分の方法の類型 民事保全解放金/松山恒昭 T はじめに U 仮差押解放金について V 仮処分解放金について 保全異議の構造/谷口安平 T 民事保全における保全異議の位置づけ U 旧法下の「異議」の性格 V 民事保全法における保全異議の基本構造 W 保全申立て一部認容・一部却下の取扱い X 保全異議の事由・取消事由および取消申立てとの関係 Y 結語 仮処分命令の取消しと原状回復/福永有利 T はじめに U 仮処分命令取消しによる原状回復請求権 V 原状回復を求める手続 いわゆる「起訴命令」と本案訴訟不提起による保全取消し/池田辰夫 T はじめに U 制度の沿革と制度趣旨 V わが国における戦後判例の若干の分析 W おわりに 事情変更による保全取消し/佐上善和 T はじめに U 事情変更による取消事由 V 申立権者 特別事情による保全取消しの基本構造―その範囲決定の基準と構成―/上田徹一郎 T はしがき U 旧法下の判例・学説の展開と新法 V 非金銭的な権利・法的地位自体の保全実現要求と債務者の手続保障要求・平等要求 の調整点としての特別事情 W おわりに―金銭補償可能性構成の限界性と償いえない損害構成の試み 保全抗告の構造/上野泰男 T はじめに U 保全抗告を申し立てることのできる裁判 V 保全抗告の手続 民事保全における和解/草野芳郎 T はじめに U 保全訴訟手続における和解実務の変遷と民事保全法の制定 V 和解の対象 W 和解運営 X 和解の効力 Y おわりに 民事保全の競合・抵触/戸根住夫 T 序論 U 仮差押え相互間の競合 V 仮差押えと仮処分の競合 W 仮処分相互間の競合 保全執行の開始と終了/野村秀敏 T はじめに U 保全執行の開始―執行期間 V 保全執行の終了―本執行への移行 W むすび 保全命令の承継執行/中野貞一郎 T はじめに U 保全承継執行についての理論状況 V 承継執行の正当化根拠 W 試論として 不作為仮処分の執行/上原敏夫 T はじめに U 不作為仮処分の送達と執行 V 不作為仮処分と執行の停止・取消し W 不作為仮処分の執行の方法 保全執行の停止・取消し/奈良次郎 T はじめに U 保全異議・保全取消し・保全抗告の中立て等と執行停止・取消し V 保全命令の取り消す旨の決定と効力の停止(民保四二条) W 追加担保不提供による執行取消し(民保四四条) X 保全執行の取消手続 不動産の処分禁止仮処分/高橋宏志 T はじめに U 処分禁止の仮処分の「執行」 V 保全仮登記の性質 W 仮登記仮処分との異同 X 賃借権に基づく処分禁止の仮処分 Y 当事者恒定の効力 占有移転禁止の仮処分/原井龍一郎 T 序説 U 沿革 V 本仮処分の要件 W 本仮処分の方法 X 本仮処分の効力 Y 周辺の仮処分 執筆者紹介 |