書籍名 | グローバル時代をどう生きるか |
---|---|
副題 | 自立コミュニティが未来をひらく |
著者 |
遠州尋美著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 216頁 |
発行年月 | 2003年4月 |
定価 | 2,750円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-02652-X |
ジャンル | 経済一般 |
本の説明 | グローバル化の進展は私たちのくらしに大きな影響を与えている。その光と陰を身近な生活から国際経済までを対象に分析し、悪影響をどう克服するか、新たな提案を試みる。実践的・学問的・刺激的な入門書。 |
目次 |
プロローグ グローバル時代 第1章 グローバル化の出発点◆アメリカ大企業の選択 ・ 近代的経済システムの200年 ・ 「先進国」「途上国」の経済格差とグローバル化 ・ グローバル化の先陣をきったアメリカ企業 第2章 グローバル化の進展◆プラザ合意と日本企業の多国籍化 ・ プラザ合意とグローバル化 ・ 複雑な様相を示すサービス産業のグローバル化 ・ グローバル化に果たした「途上国」政府と総合商社の役割 第3章 グローバル化の恩恵 ・ グローバル化と価格破壊 ・ 価格破壊を実現する仕組み ・ 広がるビジネスチャンス ・ 「途上国」の発展と貧困の緩和 第4章 グローバル化と平成大不況 ・ バブルとその崩壊 ・ バブル崩壊の深刻さ ・ デフレと消費意欲の後退 ・ 国内生産を犠牲にして海外生産 第5章 「技術立国・日本」の危機 ・ 弱体化する製品開発力 ・ 日本企業のフォロースルー能力 ・ 海外生産依存とフォロースルー能力の喪失 第6章 地域の空洞化:社会的生産基盤の崩壊 ・ 日本経済の発展と社会的生産基盤 ・ トヨタパワーの源泉:西三河産業地域 ・ 機械金属産業地域と繊維産業地域 ・ 海外生産と長期の不況に苦悩する産業地域 ・ 空洞化懸念と社会的生産基盤の崩壊 第7章 グローバル化と途上国 ・ 「先進国」資本がもたらしたアジアの成長 ・ 「先進国」資本をひきつけたアジア諸国の優位性 ・ 危うい輸出志向工業化戦略 ・ 環境破壊の深刻化 ・ 地域的な分業・経済循環の形成 第8章 金融グローバル化とアジア危機 ・ 1997年アジア危機 ・ 21世紀型危機:前触れなき暗転 ・ ヘッジファンドに翻弄されたアジア ・ 金融グローバル化とカジノ経済 第9章 グローバル化と国家の危機 ・ 地域格差を埋められない保護政策 ・ 円安誘導策とその限界 ・ 新国際分業論の落とし穴 ・ 日本の敵は日本 第10章 戦後地域開発の歩みと社会的生産基盤 ・ 拠点開発方式による重化学工業化の推進 ・ 自民党都市政策大綱と新全国総合開発計画 ・ 地方定住から東京一極集中への大転換 ・ 世界経済の動きに敏感に反応した地域開発政策 ・ 社会的生産基盤の再認識 第11章 社会的生産基盤の再構築 ・ 人の住まないまちに未来はない:阪神淡路大震災の教訓 ・ まちづくりの伝統がまちを救った:真野の教訓 ・ コミュニティ機能の再建をめざすむらづくり:裏作工芸で成功した大野村 ・ 文化と景観づくりで輝くまち:長野県小布施町 ・ 社会的生産基盤を活用・励ますまちづくり:東京都墨田区の3M運動 第12章 格差と貧困克服をめざす地球規模のパートナーシップ ・ 拡大を続ける経済格差 ・ 労働力・資源収奪型直接投資競争と格差の拡大 ・ グローバル生産に求められるもの ・ グローバル経済転換への展望 第13章 経済システムの歴史的大転換 ・ 三度目の大転換 ・ フォード主義の成立 ・ フォード主義の限界と破綻 ・ アメリカにおけるフォード主義崩壊過程 ・ グローバル・ウェブ蓄積様式 ・ グローバル・ウェブと日本の役割 エピローグ グローバル社会と地域の自立 ・ グローバルビジネス誘致戦略 ・ 地域の自立を進める道 ・ 公正なグローバル経済の建設 ・ 世界は動く あとがき 索引 人名索引 企業索引 地名索引 事項索引 |