書籍紹介

書籍名 暴走するアメリカの世紀
副題 平和学は提言する
著者 ポール・ロジャーズ著/ 岡本三夫監訳
判型 A5判
頁数 230頁
発行年月 2003年9月
定価 2,420円(税込)
ISBN ISBN4-589-02679-1
本の説明 21世紀のいまもなぜ戦争が起こるのか。紛争を生み出す根本原因について、軍事的要因のみならず、不公平な世界システムや環境破壊なども含め、包括的に分析する。暴力を増大させる既存の安全保障を再考し、新しい安全保障パラダイムを提言する。

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目次  日本語版への序文
 凡例
第1章 暴力による平和
 1 幻想の中の豊かさ
 2 城門を閉鎖する
 3 明暗を分けた1日
 4 暴力による平和の維持―「秘密のリス」
 5 制御可能か不可能か
第2章 冷戦の教訓
 1 冷戦の評価
 2 核軍備競争の起源と初期の展開
 3 核軍備競争―加速か制御か?
 4 戦略核態勢と戦争遂行
 5 戦術核兵器と第1使用
 6 核の事故
 7 冷戦時代における危機の経験
 8 予期せぬ危機
 9 冷戦と資源
 10 代理戦争
 11 兵器の拡散
 12 学ぶべき教訓
第3章 核の将来
 1 核をめぐる動向
 2 1990年代の動向
 3 米国の核の展開
 4 将来の米国の核態勢
 5 ロシアの核計画
 6 英国、フランス、NATO
 7 中国の核政策
 8 核拡散
 9 核の将来
第4章 ジャングルは管理できるか
 1 蛇だらけのジャングル―軍事からみた無秩序世界
 2 地球規模の空軍力
 3 海軍力
 4 特殊作戦・対ゲリラ作戦・対テロ作戦
 5 NATOとヨーロッパの同盟国
 6 ミサイル防衛と宇宙の管理
 7 暴力による平和の維持
第5章 新しい安全保障パラダイム
 1 グローバルな文脈におけるローカルな反乱
 2 貧富の格差
 3 格差のルーツ
 4 貧富の格差の拡大
 5 周辺からの反乱
 6 環境からみた「成長の限界」
 7 資源転移と資源紛争
 8 気候変動
 9 不確実性と不安定化
 10 紛争の諸形態
 11 中堅国の反乱
第6章 安全の喪失
 1 西洋エリート社会の脆弱性
 2 イラクの生物兵器計画とその含意
 3 政治的暴力と非対称的戦争
 4 コロンボとパリと東京
 5 世界貿易センター爆破事件
 6 IRA暫定派による経済関連施設攻撃キャンペーン
 7 コーバータワー爆破事件
 8 変わらない行動・変わらない思考
第7章 パラダイムを転換する
 1 新しいパラダイムの必要性
 2 軍備管理
 3 貧富の格差の克服
 4 環境的制約への対応
 5 安全保障パラダイムの転換
 6 英国への政策提案
 7 諸国への政策提案
 8 結論
第8章 9.11と新しいアメリカの世紀
 1 9.11と安全保障パラダイム
 2 9.11のインパクト
 3 世紀転換期の共和党の安全保障政策
 4 ブッシュ政権の最初の数カ月
 5 大西洋の溝
 6 9.11への対応
 7 「多数派世界」からみると
 8 結論
原書注記
さらなる研究のための文献案内
監訳者あとがき
索引
 

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