書籍名 | グローバル民主主義の地平 |
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副題 | アイデンティティと公共圏のポリティクス |
著者 |
川村暁雄著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 256頁 |
発行年月 | 2005年11月 |
定価 | 3,520円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-02892-1 |
本の説明 |
公正なグローバル社会の実現は可能か。D.ヘルドやJ.ハーバーマスの理論をもとに解明。地球的な公共圏と地球市民アイデンティティの役割に注目し、グローバル討議民主主義の可能性をさぐる。 この書籍は品切につき入手できません |
目次 |
序章 グローバル化の中で 1 事実上・認識上のグローバル社会 2 グローバル社会理論?変革の潜在力を評価する枠組み 3 本書の構成 第1章 グローバル化の帰結―グローバル社会理論の意義とシステム媒介統合の限界 はじめに 1 グローバル社会の認識 2 グローバル社会理論へのシステム媒介統合概念導入 3 グローバル社会のシステム統合の特徴 4 システム媒介統合は社会統合をもたらすか 2 グローバル社会理論と国際関係論、〈帝国〉論との比較 3 システム媒介統合の動態と矛盾 4 システム媒介統合の限界を超えることはできるのか 第2章 グローバル討議民主主義の構想 はじめに 1 討議理論によるグローバルな民主主義の可能性 2 グローバルな民主主義の展望 3 グローバル討議民主主義の展望 4 おわりに―グローバル社会の統合の展望 第3章 地球市民アイデンティティ生成の可能性―人権・民主主義の普遍的受容の帰結― はじめに―グローバル化と地球市民アイデンティティ 1 制度としての人権・民主主義と国民的アイデンティティ 2 地球市民アイデンティティを生み出すもの 3 人権レジームと地球市民アイデンティティの相互作用 4 人権実現上の共通の責務としての発展の支援 5 地球市民アイデンティティの行方 第4章 グローバル公共圏の展望 はじめに―グローバル政治的公共圏の役割 1 グローバルな政治的公共圏に求められるもの 2 マスメディアと情報技術の発展の影響 3 多国間交渉とグローバル公共圏 4 公共圏のグローバル化からグローバル公共圏の形成へ 第5章 グローバル公共圏のポリティクス―世界銀行の環境ガイドライン形成過程から― はじめに 1 世界銀行を規定するシステムの働き 2 世界銀行を変えた公共圏 3 グローバル討議民主主義の構造化の可能性 第6章 グローバル民主主義の行方 はじめに 1 システム媒介統合の変化 2 地球市民アイデンティティとグローバル公共圏の展望 3 生活世界の合理化と公共圏の活性化 4 グローバル社会の行方?グローバル討議民主主義は確立する |