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書籍名 現代フランスの新しい右翼
副題 ルペンの見果てぬ夢
著者 畑山敏夫
判型 A5判
頁数 238頁
発行年月 2007年3月
定価 3,960円(税込)
ISBN ISBN978-4-589-03013-9
ジャンル 政治学
本の説明 欧州で新たな右翼政党が台頭している。ネオナチとは一線を画し、主流政党とみまがうほどの柔軟さをもっている。本書は、フランスの国民戦線(FN)のイデオロギーと運動を検証し、グローバル化時代のポピュリズム政党の本質的意味を解読する。

目次 はじめに 
第1章 フランスの新しい右翼の持続と変容
 1 新しい右翼としての国民戦線(FN)
  (1) 新しい右翼の台頭
  (2) ナショナル・ポピュリズム政党へ
 2 FNの成功と党内対立の表面化
  (1) 権力への2つのシナリオ
  (2) 保守との協力をめぐる争いから分裂へ
第2章 1990年代における国民戦線(FN)の変容
      ―FN支持層の「プロレタリア化」
 1 1990年代の選挙とFN
 2 FN支持層の変容―「プロレタリア化」の進行
 3 1990年代の政党システムとFN
第3章 国民戦線(FN)の組織とイデオロギーの整備
      ―「新右翼」の加入とその影響
 1 「新右翼」の加入とメグレ派の形成
  (1) 「思想の実験室」から政治へ
  (2) メグレ派の形成とFNの組織改革
 2 党組織の整備とメグレ派の台頭
  (1) 組織改革とメグレ派の台頭
  (2) メグレ派の思想的貢献
第4章 国民戦線(FN)の戦略的変化
      ―「社会的右翼」へ
 1 労働者の組織へ
 2 「社会的右翼」への変身
 3 「自国民優先」と反グルーバル化
 4 FNの戦略転換
第5章 分裂に向かう国民戦線(FN)
 1 ルペン対メグレ
  (1) メグレ派の台頭と党内対立の激化
  (2) 分裂への最後の闘い
 2 2つのFN
第6章 2002年大統領選挙の衝撃
      ―国民戦線(FN)の復活
 1 新しい右翼の新世紀―分裂を超えて
 2 2002年のルペンとFN
 3 フランスの新しい右翼の新世紀
第7章 新しい右翼とナショナリズム
      ―「閉じた社会」への誘惑
 はじめに
 1 グローバル化時代におけるナショナリズムの復活
 2 グローバル化時代のナショナリズムの論理
 3 ナショナル・アイデンティティと利益の防衛へ
 おわりに
第8章 ヨーロッパでの新しい右翼現象を考える
 はじめに
 1 ヨーロッパ政治の変容と新しい右翼
 2 脱近代的近代主義としての新しい右翼
 おわりに
終章 フランスの新しい右翼の新世紀
 1 不安の時代を養分として
 2 FN現象をどう考えるのか?
参照文献
おわりに
 

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