書籍名 | 対論 憲法を/憲法から ラディカルに考える |
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著者 |
樋口陽一× 杉田敦 西原博史× 北田暁大 井上達夫× 齋藤純一 愛敬浩二(コーディネーター) |
判型 | 四六判 |
頁数 | 294頁 |
発行年月 | 2008年4月 |
定価 | 2,420円(税込) |
ISBN | ISBN978-4-589-03095-5 |
ジャンル | 憲法 |
本の説明 |
憲法学、政治学、社会学、法哲学など気鋭の学者らが分野を越えて、国家・社会の根源的問題を多角的に徹底討論。「基調論考」を踏まえた対論は、新たな思考プロセスや知見を含み、〈憲法を/憲法から〉考えるための多くの示唆を提供する。 |
目次 |
コーディネーター: 愛敬浩二 (名古屋大学大学院教授/憲法学) 【憲法は何のためにあるのか】 樋口陽一 (東北大学・東京大学名誉教授/憲法学) VS 杉田 敦 (法政大学教授/政治学) 基調論考 それでも「公共」としての国家を (樋口陽一) 基調論考 立憲主義・共和主義と政治 (杉田 敦) 「国家」を今、どう論ずべきか/国民の「飢餓感」 と改憲問題/国民の「飢餓感」にどう向き合うか /「オム」と「シトワイアン」/戦後日本の教育は なぜシトワイアンの創出に失敗したのか/「民 主主義」から「立憲主義」へ/「行政権までの民 主主義」をめぐって/「国民国家」という境界/ 社会契約モデルは「国民」の歴史的責任を免罪 するのか/民主主義のあり方をめぐって/国 家と宗教/「個人の析出」という課題 【愛国心と教育】 西原博史 (早稲田大学教授/憲法学) VS 北田暁大 (東京大学大学院准教授/社会学) 基調論考 民主制における個人の自律性と (西原博史)国民意識のジレンマ 基調論考 「反権力という権力」とナショナリ (北田暁大)ズム 現在の教育現場と「愛国心」/「愛国心」をめぐ る思想状況・社会状況/「戦後民主主義」と教育 /「リスク」としての子ども/「エンジニアリ ング」という発想/「戦後民主主義」と「国民国 家」/平和教育の行方/「愛国主義」との付き合 い方/ネット時代の民主主義と愛国主義/「愛 国心」をどう超えるか 【自由と福祉】 井上達夫 (東京大学教授/法哲学) VS 齋藤純一 (早稲田大学教授/政治学) 基調論考 自由と福祉―統合原理としての (井上達夫)リベラリズムの再定義 基調論考 自由の相互承認としての憲法 (齋藤純一) 「自由」をめぐって/「公共」をめぐって/「福 祉」をめぐって/「制度」の構想をめぐって/ 憲法を論じる視点 |