書籍名 | 裁判員のための刑事法ガイド |
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著者 |
村井敏邦著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 180頁 |
発行年月 | 2008年10月 |
定価 | 2,090円(税込) |
ISBN | ISBN978-4-589-03126-6 |
ジャンル | 刑事法 司法制度・裁判実務 |
本の説明 |
もしも裁判員に選ばれたら…。不安を抱える市民のために、これだけは知っておきたい基礎知識をていねいに解説する。裁判のしくみから手続の流れ、刑法理論までカバー。裁判員時代の法感覚を身につけるための最適書。 |
目次 |
目 次 はしがき はじめに:今,なぜ,裁判員制度なのか? 第T部 あなたが裁判員に選ばれたら ■ 裁判員制度の概要 @ あなたが裁判員に選ばれるまで 1 裁判員候補者名簿への登載 2 裁判員候補者としての呼出し,選任まで の手続 A 裁判員としての心構え 1 裁判員の役割 2 裁判員を保護するための措置 3 裁判員がしてはいけないこと B 裁判員制度の問題点 1 裁判員制度は憲法違反? 2 裁判員裁判は冤罪を生む? 3 量刑が厳しくなる? 4 報道の自由がなくなる? 第U部 裁判員制度下での刑事手続 @ 刑事手続の基本原則 1 有罪を宣告されるまではすべての被告人 を無罪として扱う 2 適正手続を保障する 3 公平な裁判を保障する 4 迅速な裁判を保障する A 裁判員が関与する前の手続 1 事件の発生と捜査の開始 2 証拠の収集から犯人逮捕へ 3 逮捕から起訴:被疑者から被告人へ 4 公判前整理手続 B 裁判員が関与する手続 1 冒頭手続 2 証拠調べ手続 3 論告・求刑,最終弁論 4 評議・評決 5 判決の宣告 C その後の手続 1 上 訴 2 再審・非常上告 3 行刑,処遇 D 少年手続 1 少年手続と家庭裁判所 2 逆送について:少年事件が地方裁判所の 事件になるとき 第V部 裁判員にとっての刑法(総論) ■ 犯罪を理解するための基礎知識 @ 刑法の原則 1 犯罪と刑罰の法定 2 犯罪と刑罰のバランス 3 明確性の原則 A 犯罪の成立要件 1 被告人の行為が刑法上の罪に当たること 2 被告人の行為によって結果が発生した こと 3 被告人の行為が違法であること 4 被告人の行為に刑事責任を問うことが できること 5 被告人が複数いるとき B 犯罪の数え方と刑罰 1 一個の犯罪として認められる場合 2 数罪となる場合 3 被告人に科される刑罰とは 4 刑罰の適用にあたって 第W部 裁判員にとっての刑法(各論) ■ 裁判員にかかわる犯罪 @ 裁判員裁判の対象になる犯罪 A 各罪の内容 1 生命に対する罪 2 身体に対する罪 3 性的自由を侵害する罪 4 身体の自由を侵害する罪 5 財産に対する罪 6 放火の罪 7 往来妨害の罪 8 飲料水に関する罪 9 通貨偽造の罪 10 ハイジャック関連の罪 11 その他の特別法上の罪 刑事裁判のこれから:あなたの参加が刑事裁判 をどう変えるか? 参考文献 参考条文 |