書籍名 | 体罰はいかに処分されたか |
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副題 | 行政文書における体罰と処分の研究 |
著者 |
早崎元彦著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 186頁 |
発行年月 | 2009年1月 |
定価 | 3,850円(税込) |
ISBN | ISBN978-4-589-03139-6 |
ジャンル | 教育 |
本の説明 |
「体罰」がどのような状況でおこり、問題化され、そして処理されたのか。行政文書の事例分析を通して、教員、生徒、親の間の信頼関係により処分の態様が異なる実態を明らかにする。教員と生徒双方での適正な手続保障の確保を提言。 |
目次 |
はしがき はじめに 第1章 観察の観点と方法 第2章 行政文書による観察の意義 第3章 様 相―事案の概要 第4章 発 動―二重の非違行為と相互作用 1 二重性の法的意義―活動類型と法益侵害 をめぐる非違行為の相関 2 指導の意味―理解義務の履行請求と固有 性・時間圧力・非対称的関係 3 懲戒としての有形力の機能―ケース分析 第5章 構 成―非難可能性をめぐる相互作用 1 伝達の状況 2 当事者による第一次構成 3 第二次構成と伝達 4 相互作用と非難可能性の拡張 第6章 帰 結―非難可能性の確定 1 信 頼 2 人権侵害言説 3 量定判断 第7章 組織保護と適正手続 1 諸過程の課題と総括 2 従来の手続論の概観 3 適正手続きの意義 第8章 手続保障と信頼 1 児童生徒の手続保障 2 教員の手続保障 3 保護者の関わりと信頼 4 若干の提起 おわりに 資 料 〔資料1〕大阪府教員懲戒処分等に係る体罰事 案の概要(2001〜2005年度) 〔資料2〕児童生徒及び教員の非違行為〈教育 活動類型〉 〔資料3〕有形力の発動に至る児童生徒の態度 等と指導の意図 〔資料4〕ケース31 PTAという機能 〔資料5〕人権侵害等への言及(抜粋) 参考文献 URL |