書籍名 | 都市移住者の社会学的研究 |
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副題 | 『都市同郷団体の研究』増補改題 |
著者 |
鯵坂学著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 286頁 |
発行年月 | 2009年4月 |
定価 | 6,270円(税込) |
ISBN | ISBN978-4-589-03142-6 |
ジャンル | 社会学 |
本の説明 | 現代日本の都市と農村を有機的に関連づけた地域社会学を構想する。全国市区町村調査や住民調査に基づき、従来の一方的な都市化としての関係を、二者の相互浸透を伴った螺旋的な「都市化」として捉え直す。 |
目次 |
序章 都市移住者と都市同郷団体論の視座 はじめに 1 都市−農村関係の展開 2 都市−農村関係についての諸論議 3 都市−農村関係の媒体 4 都市移住者と都市同郷団体 5 本書の構成 第1章 都市移住者の就業構造 はじめに―社会移動 1 日本における戦前・戦後の就業構造の変動 2 都市移住者の就業と就学 3 農山漁村出身者の同郷的つながりと就業 おわりに 第2章 都市形成と同郷団体 はじめに 1 都市移住と地方出身者の団体 2 尼崎市における同郷会:関西甑島連合会 3 大阪都市圏における公衆浴場業者と同郷会 :大阪加賀浴友会 おわりに 第3章 都市同郷団体の地域空間構造:全国市区 町村調査より はじめに 1 同郷会の地域空間編成 2 東北地方出身者の同郷団体 3 甲信越地方出身者の同郷団体 4 北陸地方出身者の同郷団体 5 北海道・中国・四国・九州・沖縄などの出 身者の事例 おわりに 第4章 都市移住者と過疎地域:他出家族員の出 身集落への帰郷 はじめに 1 戦後日本における過疎の展開 2 中国山地における過疎地域―広島県作木村 ・布野村の事例 3 紀伊山地における過疎地域―奈良県十津川 村の事例 おわりに 第5章 都市住民と故郷との関係:広島市高陽ニ ュータウン調査より はじめに 1 都市同郷団体調査・過疎地調査が提起した もの 2 広島市と安佐北区高陽ニュータウン 3 親の世代との交流形態よりみた都市住民と 故郷との関係 おわりに 第6章 国際移住と同郷的つながり、エスニック ・グループ はじめに 1 都市化と国際移住 2 海外における移住と同郷的つながり 3 社会構成と地域住民組織・集団の類型 4 メルボルンにおける地域住民組織 おわりに 終章 都市−農村関係の地域社会学をめざして はじめに 1 全面的な都市化の進行のなかでの農村と都 市の「相互」浸透の位相 2 都市同郷団体の形成 3 都市移住者と出身地域との関係 4 国際的な視点 おわりに 参照文献 あとがき 索引(事項・人名) |