書籍名 | 原子力の国際管理 |
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副題 | 原子力商業利用の管理 Regimes |
著者 |
魏栢良著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 310頁 |
発行年月 | 2009年3月 |
定価 | 6,820円(税込) |
ISBN | ISBN978-4-589-03153-2 |
ジャンル | 国際関係法 |
本の説明 |
原子力国際管理の制度化の歴史的展開を考察するとともに、その過程に内在する陥穽を関連条文の解釈と実態の差異から明らかにする。想定外の現代的脅威に対応可能な新たな法規範や施策を理論的・実証的に追究する。 |
目次 |
はしがき 序 論 第1部 原子力国際管理の胎動 第1章 原子力の国際管理の国連への台頭 1 国際管理草案の起草過程 2 アメリカの提案(The Baruch Plan) 3 ソ連の提案(The Gromyko plan) 4 初期における両大国の草案の審議状況 5 原子力商業利用の始動「Atoms for Peace Plan」 第2章 国際原子力機関の誕生 1 機関の創設の背景 2 機関憲章 3 機関の差別化政策 第2部 原子力国際管理のRegimes 第3章 IAEAの保障措置制度(Safeguards)と 査察制度(Inspection) 1 原子力商業利用の現状 2 IAEAの設立に関する若干の経過 3 保障措置制度の評価 4 ま と め 第4章 各地域機構及びNPTにおける保障措置 制度 1 保障制度の現状 2 OECDの原子力機関 3 原子力共同研究協会 4 ラテンアメリカ核兵器禁止機構 5 ヨーロッパ原子力共同体 6 核兵器の不拡散に関する条約の保障措置 7 ま と め 第5章 IAEAの保障措置とNPTそしてEURATOMの 保障措置制度の実施状況 1 状 況 2 IAEAの保障措置とNPTなどとの関連 3 EURATOMとIAEA及びNPTとの関連 4 各保障措置の現状 5 ま と め 第6章 核物質保護条約 1 状 況 2 核物質保護条約成立以前の状況 3 核物質保護条約をめぐって 4 核物質保護条約の考察 5 条約の評価および改正 6 主な規定(改正後) 7 ま と め 第7章 越境原子力事故対策 1 状 況 2 原子力事故 3 国境を越えた放射能の影響 4 条 約 5 2つの条約の考察 6 ま と め 第8章 越境汚染損害賠償制度 1 問題の所在 2 民事損害賠償条約の概要 3 ブラッセル補足条約 4 原子力損害の民事責任に関するウィーン 条約 5 共同議定書 6 核物質海上輸送責任条約 7 原子力船運航業者責任条約 8 民事損害賠償条約の諸原則 9 損害賠償条約の課題 10 ま と め 第3部 原子力国際管理の限界 第9章 問われる原子力の国際管理Regime ―核の闇取引― 1 はじめに 2 核闇取引の現状 3 危険地域 4 核拡散の誘発 5 原子力の国際管理Regime 6 核物質の国際輸出管理Regime 7 ミサイル技術管理Regime(MTCR) 8 オーストラリア・グループ(AG) 9 ワッセナー・アレンジメント(WA) 10 ま と め 第10章 原子力管理の危機(Crisis)―リスク (Risk)と危機(Danger)の脅威 1 はじめに 2 危機(Crisis)の性質 3 ジュネーヴ諸条約(Geneva Conbentions) 4 第1議定書、第56条 危険な力を内蔵する 工作物及び施設の保護 5 原子力発電所の危険(Danger) 6 核テロリズム(Nuclear terrorism) 7 防御システムの現状 8 原子力の国際管理Regimesの再構築 ―ベストプラン(Best Plan)とベスト プラクティス(Best Practices) 参考資料 |