書籍名 | 障がいのある人の地域福祉政策と自立支援 |
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副題 | 課題と展望 |
著者 |
小賀久著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 242頁 |
発行年月 | 2009年3月 |
定価 | 3,080円(税込) |
ISBN | ISBN978-4-589-03154-9 |
ジャンル | 社会保障・社会福祉 |
本の説明 |
現在進行中の障がい者福祉改革(施設解体と地域生活支援)の諸相と根本問題を取り上げ、その解決にむけてのとば口を提示。労働と生活に着目し、行政や地域住民、家族との関係を考察。研究運動の意義と役割にも論及。 |
目次 |
はしがき 序 章 障がい者福祉の現段階と対抗の視点 1 社会福祉「改革」の現段階 2 障がいのある人の暮らし方の現実 3 施設か地域かの二分論からの脱却 ―人間的な暮らし方の追求 4 ノーマライゼーションの原理とは何か 5 スカンジナビアにおけるノーマライゼーションの具体化 6 法制度の空洞化と施設経営・運営の危機 第1章 地域福祉の対象 1 地域福祉の対象と現代の地域生活問題 2 地域生活問題の発生過程 3 地域生活問題の内容 第2章 地域福祉計画策定の事例分析 1 社会福祉基礎構造改革下における地域福 祉計画という戦略 2 市町村障がい者プランおよびエンゼルプラン策定 の動向 3 地域福祉計画における住民主体の計画づ くり―参画の原則 第3章 障がいのある人の暮らしと生活保障 1 地域で自立する条件 2 地域で生きる力―社会参加の機会 3 施設の主人公として 4 障がいのある人の自立生活とリハビリテーション 5 障がいのある人の性と結婚 第4章 就労・雇用問題の今日的課題 1 これまでの障がいのある人の就労・雇用 対策の実態 2 障害者自立支援法と障がいのある人の就 労支援 3 障がい者福祉における利用契約行為と就 労保障 4 障がいのある人の権利としての労働 5 働く場の現状と体系的拡充を求めて 6 働くことを土台とした生活と発達の援助 第5章 小規模作業 1 小規模作業所の登場と展開 2 作業所づくり運動と共同作業所全国連絡 会の結成 3 小規模作業所の意義と役割 4 地域生活の保障をめざして 5 小規模作業所の政策的位置と課題 第6章 施設にみる暮らしの展開 1 施設福祉の主人公 2 施設福祉の領域と課題 3 施設福祉の方法と意義 第7章 北欧・デンマークにおける障がいのある人 の地域生活支援 1 デンマークの政治的状況と障がい者福祉の 現在 2 障がいのある当事者の住まい,仕事, そして社会的交流の場 3 障がいのある人を支える親・親の会の 活動 4 LEVの活動 5 北欧における施設解体の現状と課題 6 デンマークにおける障がいのある人の地域 生活 7 障がいのある人の地域生活を支える人々 第8章 知的障がいのある人と親・きょうだい のニーズ 1 知的障がいのある人のニーズの特質 2 親・きょうだいのニーズ 第9章 障がい者問題領域における研究運動の 意義と役割 1 障がい者問題領域における研究運動の意 義と役割 2 全障研における研究運動の展開 3 障がい者研究運動の現代的課題 第10章 障がい者福祉の動向と今後の課題 1 戦後における障がい者福祉の展開 2 障がいのある人をめぐる福祉の思想 3 障がい者福祉をめぐる今日の社会的動向 4 障がい者福祉の課題と展望 5 地域での公共の創造と障がい福祉計画 参考文献 |