書籍名 | 被告人の事情/弁護人の主張 |
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副題 | 裁判員になるあなたへ |
著者 |
村井敏邦・ 後藤貞人編 |
判型 | A5判 |
頁数 | 210頁 |
発行年月 | 2009年5月 |
定価 | 2,640円(税込) |
ISBN | ISBN978-4-589-03175-4 |
ジャンル | 刑事法 司法制度・裁判実務 |
本の説明 |
第一線で活躍する刑事弁護人のケース報告に研究者・元裁判官がそれぞれの立場からコメントを加える。刑事裁判の現実をつぶさに論じることで裁判員になるあなたに問いかけ、厳罰化傾向にある現状に待ったをかける一冊。 |
目次 |
目次・執筆者 刑事裁判の本質と刑事弁護 ……村井敏邦(龍谷大学大学院教授) 法律家は禍か/社会の敵でも弁護する?/日本 の刑事弁護制度が最初に作られたときの人々の 反応は?/現在における刑事弁護人に対する人 々の目/弁護の余地のない事件はない/裁判員 裁判と刑事弁護人の役割 ◆事件数から考える @強盗致傷罪―これでも強盗致傷? Case…坂根真也(弁護士) Comment…福島 至(龍谷大学大学院教授) A殺人罪―大人しい彼に殺意が芽生えるとき Case…秋田真志(弁護士) Comment…川崎英明 (関西学院大学大学院教授) B放火罪―密室でつくられる放火というウソ Case…陳 愛(弁護士) Comment…石塚章夫(弁護士,元裁判官) Topic 1 供述証拠 ……高木光太郎(青山学院大学教授) ◆論点から考える C死刑事件―生命(いのち)の重み Case…神山啓史(弁護士) Comment…石塚伸一 (龍谷大学大学院教授) Topic 2 評議……藤田政博 (政策研究大学院大学大学院准教授) D量刑問題―罪の重さを決める Case…野嘉雄(弁護士) Comment…安原 浩(弁護士,元裁判官) Topic 3 被害者参加制度……片山徒有 (被害者と司法を考える会) E責任能力―「通り魔」なのか病気なのか? Case…金岡繁裕(弁護士) Comment…本庄 武 (一橋大学大学院准教授) Topic 4 犯罪報道……浅野健一 (同志社大学大学院教授) F障がい者による事件―ハンディを負った1人 の半生 Case…藤原大吾(弁護士) Comment…高田昭正 (大阪市立大学大学院教授) G少年逆送事件―少年ゆえの未熟さ Case…岩佐嘉彦(弁護士) Comment…守屋克彦(弁護士,元裁判官) 裁判員時代の刑事弁護……後藤貞人(弁護士) 弁護人の仕事/希望/不安/8人の弁護士の体 験と決意/裁判員裁判における公判弁護の基礎 と準備/公判の開始と進行 |