書籍名 | 政治史への問い/政治史からの問い |
---|---|
シリーズ | HBB+ |
著者 |
熊野直樹・ 柴尾健一・ 山田良介・ 中島琢磨・ 北村厚・ 金哲著 |
判型 | 四六判 |
頁数 | 256頁 |
発行年月 | 2009年12月 |
定価 | 2,860円(税込) |
ISBN | ISBN978-4-589-03197-6 |
ジャンル | 政治学 HBB+ |
本の説明 |
新保守主義の帰結としての「平成大恐慌」という観点から、世界大恐慌期や新保守主義関連の政治史を考察。新たな歴史的解釈から今後の政治的方向性を示唆する。外交や軍事、経済面の身近な事例を題材に、現在と過去の対話を試みる。 |
目次 |
序 章 政治史を学ぶ ・・・・・・・・・・・・・・熊野直樹 一 「平成大恐慌」の到来? 二 新自由主義的経済政策の破綻 三 新保守主義の時代の終焉 四 世界史のなかの新保守主義 五 政治史への問い/政治史からの問い 六 本書の構成 七 各章の内容紹介 第1章 総力戦と「国民動員」、そして女性の役割 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・柴尾健一 はじめに 一 国民の身体からみた総力戦の特徴 二 二冊の調査報告書について 三 日本陸軍の「国民動員」構想一 ―画一化された男女のらしさと体力の序 列化 四 日本陸軍の「国民動員」構想二 ―総力戦が生んだ女性らしさ おわりに 第2章 恐慌・戦争・政治不信 ―一九三〇年代の日本における農村問 題を中心に ・・・・・・・・・・・・山田良介 はじめに 一 危機の到来 二 政府の方策 三 農村の対応 おわりに 第3章 戦後日本外交の基本路線とアジア ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中島琢磨 はじめに 一 戦後日本外交の出発 二 日本外交の展開とアジア 三 冷戦後の日本外交 おわりに 第4章 戦間期ヨーロッパにおける地域経済統合 の可能性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・北村 厚 はじめに 一 第一次世界大戦後のヨーロッパとドイツ 二 「アンシュルス」問題と「ヨーロッパ関税同盟」構想 三 世界大恐慌の勃発と地域統合論 おわりに 第5章 バター・マーガリン・満洲大豆 ―世界大恐慌期におけるドイツ通商政 策の史的展開 ・・・・・・・・・・熊野直樹 はじめに 一 農業恐慌の勃発とラントフォルク運動 二 バター・マーガリン・満洲大豆 三 バターのマーガリンへの強制混合と農村に おける「共産主義の危険」 四 ヒトラー政府と油脂法 五 満洲大豆と独「満」貿易協定 おわりに 第6章 中国共産党の「新民主主義論」に関する考 察 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・金 哲 はじめに 一 中国共産党と中国国民党による第一次国共 合作 二 中国共産党と中国国民党による第二次国共 合作 おわりに 結 章 政治史への問い/政治史からの問い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・熊野直樹 あとがき 参照・引用文献 関連年表 人名索引 |