書籍紹介

書籍名 現代国際金融〔第2版〕
副題 構図と解明
著者 奥田宏司神沢正典
判型 四六判
頁数 294頁
発行年月 2010年3月
定価 2,970円(税込)
ISBN ISBN978-4-589-03240-9
本の説明 金融危機を端緒に大不況が発生するなどグローバル経済を金融が大きく左右する時代。国際金融の構図と動態のダイナミズムを捉えるためのわかりやすい概説書。T編で基礎概念を概説し、U編で複雑化する国際金融のアクチュアルな諸問題を詳述する。

  

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目次 まえがき


●第T編 国際金融の基礎●

第1章 国際収支
 国際収支の特徴/経常収支/資本収支と外貨準
 備増減/国際収支の評価/国際収支統計の整備

第2章 外国為替と国際通貨
 外国為替による国際決済/為替調整取引と為替
 媒介通貨/基軸通貨とは

第3章 為替相場と円高・円安
 種々の為替相場/円・ドル相場とアバブ・ザ・ライン取
 引/円高・円安の「悪循環」とその変容

第4章 戦後の国際通貨制度
 IMFの成立/基軸通貨ドルの危機とIMF固定相場
 制の崩壊/変動相場制への移行

第5章 発展途上国の開発金融
 開発金融の変遷/構造調整から貧困削減へ/21
 世紀のODA/世界経済危機とIMF・世界銀行


●第U編 現代の国際金融●

第6章 ドル体制の変遷
 ドル体制について/ドル体制の変遷/金融危機前
 夜の米経常赤字のファイナンスとドル国際信用連鎖

第7章 現代の国際金融・資本市場と金融機関
 国際金融・資本市場の役割と変遷/デリバティブ市
 場/ヘッジファンドと機関投資家化

第8章 欧州通貨統合とユーロ体制
 通貨統合の進展/ユーロ導入以後の金融政策/
 国際通貨ユーロの現状

第9章 資本取引の自由化とエマージング市場国
    の通貨危機
 資本取引の自由化/エマージング市場諸国への
 資金流入と通貨危機/アジア通貨危機後の資本
 取引規制と通貨・金融協力

第10章 東アジアの為替制度とドル,円,人民元
 アジア通貨危機後の日本のイニシアティブと人民元の現
 状/東アジア諸通貨の連動性/人民元の国際化の
 可能性,東アジアにおける「通貨協力」の可能性

第11章 アメリカ発の金融危機
 サブプライム・ローン問題/金融機関の連鎖的破綻と金
 融システム危機/実体経済の悪化とアメリカ政府の対応

第12章 欧州への金融危機の波及
 西欧における住宅バブルの崩壊とアメリカからの金
 融危機の波及/EU統合の広がりのなかでの東欧
 への資金流入と金融危機/EUの金融危機対応

第13章 危機の世界への波及と基軸通貨ドルのゆ
    くえ
 アメリカ発金融危機から世界経済危機へ/世界経済
 危機とアジア/G20と危機対策/危機後のドル体制
 のゆくえ
 

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