書籍名 | 人口・家族・生命と社会政策 |
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副題 | 日本の経験 |
著者 |
杉田菜穂著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 300頁 |
発行年月 | 2010年5月 |
定価 | 6,160円(税込) |
ISBN | ISBN978-4-589-03264-5 |
ジャンル | 家族・生活問題 |
本の説明 | 戦前日本の少子化論を掘り起こし、児童政策や優性政策など社会政策論の系譜を整理し、再構築を試みる。現代的な議論に新たな角度からの問題提起となる一冊。 |
目次 |
序 章 課題と方法 ■第T部■人口論と社会政策 第1章 少子化問題と社会政策 ―ミュルダールと高田保馬 はじめに/ミュルダールの所説/高田の所説(T) /高田の所説(U)/むすびにかえて 第2章 人口問題と社会政策論 ―米田庄太郎と海野幸徳 はじめに/米田庄太郎の人口論/海野幸徳の 人口論(T)/海野幸徳の人口論(U)/むすび にかえて 第3章 <社会学>系社会政策論の展開 ―戸田貞三の所説を中心に はじめに/戸田の人口論/戸田の社会政策論 /むすびにかえて ■第U部■人口問題と児童政策 第4章 人口問題と児童対策 ―1920年代の状況を中心に はじめに/優生学の導入と人口統制―1920年 代を通じて/「社会学的ないし生物的学人口 論」と社会問題/人口問題と社会政策―その 日本的帰結/むすびにかえて 第5章 児童権論の展開と社会政策 ―1933年児童虐待防止法を見据えて はじめに/児童権論の展開/児童政策の展開 と児童虐待の実態/「児童虐待防止法」の形成 /法制定の成果/むすびにかえて 第6章 戦前における感化事業の到達点 ―少年教護法をめぐって はじめに/少年教護法前史/感化から教護へ (T)/感化から教護へ(U)/「少年教護法」の 形成/むすびにかえて ■第V部■人口問題と社会政策 第7章 社会事業学から厚生学の提唱へ ―続・海野幸徳論 はじめに/優生学から社会事業学へ―戦前を 通じて/社会事業学から厚生学へ―戦後への 展開/むすびにかえて 第8章 人口政策論の水脈を求めて ―永井亨の人と思想 はじめに/人口政策をめぐる戦前/「人口資 質」の解釈をめぐって―永井亨と永井潜/人 口政策をめぐる戦後/むすびにかえて 第9章 永井亨と新生活運動 はじめに/永井亨の人口問題観/戦後人口政 策の展開と永井/新生活運動の理念/新生活 運動の展開/むすびにかえて 終 章 出生政策と家族政策―史的回顧 はじめに/日本における家族政策概念の展開 /戦後日本における家族政策の系譜/むすび にかえて 引用・参考文献 あとがき 初出一覧/関連年表/事項索引/人名索引 |