書籍名 | すぐそこにある貧困 |
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副題 | かき消される野宿者の尊厳 |
著者 |
小久保哲郎・ 安永一郎編 |
判型 | A5判 |
頁数 | 270頁 |
発行年月 | 2010年10月 |
定価 | 2,530円(税込) |
ISBN | ISBN978-4-589-03307-9 |
ジャンル | 貧困問題 |
本の説明 |
いまや貧困問題は「すぐそこにある」ものになった。しかし、どこか他人事とされがちな野宿者問題。代表的な訴訟を当事者・弁護士の視点から描き、リアルな現実として再構成する。 |
目次 |
はしがき 序 章 野宿生活の実態 ◆野宿問題・その現状と課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・生田武志 ■第T部■裁判からみる野宿者問題 第1章 林訴訟 ―稼働年齢層に対する生活保護の適用 日雇労働者の生活保障をめざして・・・・藤井克彦 すべての人の生存権保障を実現するために ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・森 弘典 第2章 佐藤訴訟―野宿者に居宅を 釜ヶ崎の野宿日雇労働者と裁判を共有しながら ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・加藤亮子 路上からアパートへ・・・・・・・・・・・・・・小久保哲郎 第3章 自立支援法の課題 ―生活保護制度と自立支援システムの はざまで 自立支援センターの役割と課題・・・・・・奥村 健 新宿七夕訴訟・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・戸舘圭之 第4章 住民票訴訟―市民社会からの排除 公園に住みたいわけではない・・・・・・・・山内勇志 公園を住所に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・永嶋靖久 第5章 靭公園・大阪城公園訴訟―強制立ち退き 「何かええ方法がみつかったはずや」 ・・・・・・・・・・・・・・大和重雄〔仮名〕 排除への抵抗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・石側亮太 コラム1 路上の「初夜」・・・・・・・・・・・・・・・・湯浅 誠 ■第U部■さまざまな野宿者問題 第6章 野宿者がかかえる法律問題 ◆「路上の弁護士」による法的支援 ・・・・・・・・・・大橋さゆり・浮田麻里 小久保哲郎・普門大輔 第7章 法律扶助制度 ◆法律家が野宿者を支援するために ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・安永一郎 第8章 世界の「ホームレス」問題 ◆各国の現状と支援に学ぶ ・・・・・・・・・・・・中村健吾・福原宏幸 小池隆生・全 泓奎 コルナトウスキ=ヒェラルド 垣田裕介 コラム2 野宿生活とお酒・・・・・・・・・・・・・・三好弘之 あとがき |