書籍名 | 核に立ち向かう国際法 |
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副題 | 原点からの検証 |
著者 |
藤田久一著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 244頁 |
発行年月 | 2011年10月 |
定価 | 5,720円(税込) |
ISBN | ISBN978-4-589-03361-1 |
ジャンル | 国際関係法 国際関係・外交 |
本の説明 |
福島の原発事故で改めて日本に問われる核問題。広島・長崎原爆判決を起点に国際法が核兵器使用にどこまで歯止めをかけてきたのかを歴史的に検証。「核なき世界」実現の楽観論に警鐘を鳴らす。 |
目次 |
はしがき―核問題を原点から考える 第T章 広島・長崎原爆と国際法 ―原爆判決を手がかりに はじめに 1 原爆訴訟の経緯とその反響 2 判決理由の検討 むすび 第U章 核兵器と国際人道法 ―1977年追加議定書の適用問題 はじめに 1 国際人道法の再確認と 発展の作業における核兵器をめぐる議論 2 追加議定書における核兵器の位置 ―「核兵器ぬき」の法的意味 むすび 第V章 冷戦(平和共存)期における 核兵器先制不使用と国際法 はじめに 1 核兵器先制不使用(No First Use)の意味 2 核兵器先制不使用の諸提案 3 核兵器先制不使用の法的評価 むすび 第W章 核の脅威に取組む国際司法裁判所 ―核抑止と自衛の議論 はじめに 1 核兵器威嚇・使用合法性に関する国際司法裁 判所の勧告的意見 2 核兵器使用への人道法アプローチ ―ICJ意見論評1 3 核抑止の位置づけ―ICJ意見論評2 4 武力行使禁止原則と核兵器―ICJ意見論評3 5 自衛と核兵器―ICJ意見論評4 むすび―核軍縮交渉完結義務と核抑止政策 補 論 核抑止論と集団的自衛条約 ―安保条約体制50年の軌跡 はじめに ―「核兵器のない世界」と核抑止の関係 1 核抑止論の展開―冷戦期からポスト冷戦期へ 2 日米安保体制の展開と核抑止論 3 NPT体制と核抑止論 4 冷戦後の核抑止と安保条約体制の変容 むすび むすびに代えて ―21世紀における核禁止の構図: 核テロと反テロ核戦争、違法から犯罪へ 関係年表/参考文献一覧 |