書籍名 | グループ経営の法的研究 |
---|---|
副題 | 構造と課題の考察 |
著者 |
河合正二著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 202頁 |
発行年月 | 2012年10月 |
定価 | 4,180円(税込) |
ISBN | ISBN978-4-589-03458-8 |
ジャンル | 商法・会社法、経済法 |
本の説明 |
新会社法の制定(05年)がグループ経営の形態におよぼす影響を法的に考察・検討し、統一的指揮に基づく円滑なグループ経営へ向けての法整備を展望、その理論的到達点を示す。 |
目次 |
はしがき 第1章 子会社管理における 親会社取締役の義務と責任 はじめに/グループ経営が普及するようになっ た背景/グループ経営の種類とその活用事例/ グループ経営促進に向けての現行会社法上の問 題点とその対応/子会社管理における親会社取 締役の責任/おわりに 第2章 グループ経営における 内部統制システムの構築と運用 はじめに/会社法に規定された内部統制システ ムの内容/会社法上の内部統制システムと他の 内部統制概念との関係/会社法上の内部統制シ ステム構築・運用義務の法的性質/「企業集団 における内部統制システム」に関する規定/企 業集団における有効なコンプライアンス体制の 構築・運用とは/企業集団における有効なコン プライアンス体制を構築・運用していくうえで の監査役の役割と監査内容/企業集団における コンプライアンス体制構築・運用に向けての留 意点 第3章 グループ経営における経営指揮と責任 はじめに/企業集団における機関構成員の義務 の方向性/グループ企業の経営責任を検討する うえでの基本的考え方 第4章 グループ経営における監査役監査 はじめに/法改正にみる監査役制度強化の歴史 と現実との乖離/取締役の経営行為の公正を確 保するために監査役制度に求められる「あるべ き姿」/企業グループにおいて求められる監査 役監査 第5章 グループ経営における責任追及のあり方 はじめに/会社法における取締役の責任の構造 /会社法における取締役の契約責任/親会社取 締役が子会社管理に関して民事責任を負うケー ス/取締役に対する責任追及の主体とその方法 /「多重代表訴訟制度」に関する立法論の検討 |