書籍名 | ドイツの雇用調整 |
---|---|
著者 |
藤内和公著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 302頁 |
発行年月 | 2013年6月 |
定価 | 7,040円(税込) |
ISBN | ISBN978-4-589-03515-8 |
ジャンル | 労働法 |
本の説明 |
ドイツの雇用調整は、日本とは違い、不安定労働者への負荷が小さく、社会全体で負担を分かち合うことが比較的できている。その背景と諸策の特徴を明らかにし、日本の制度改革への示唆を探る。 |
目次 |
はしがき 図表一覧 凡 例 序 章 本書の課題と概要 本書の課題/本書の構成と概要/本書の記述と 訳語 ◇第T部 総 論◇ 第1章 雇用調整方法1:1970-80年代 はじめに/被解雇者の人選過程/人事部および 従業員代表の思惑/人事部と従業員代表の協力 /企業内の雇用政策の規定要因/小括 第2章 雇用調整方法2:1990年代 はじめに/事業所レベルの関係者/雇用調整方 法の選択/被解雇者の選考―基準、手続き、重 要度/比較的検討―東西地域における異同/小 括 第3章 雇用のための同盟とその展開 背景と意義/経緯/全国レベルの展開/企業レ ベルの展開状況/企業レベルの交渉状況等/小 括 第4章 リーマン・ショック後の雇用調整 はじめに/経済社会科学研究所の調査/雇用維 持効果/以前との比較、特色 ◇第U部 各 論◇ 第5章 労働時間口座の活用 労働時間の弾力化/フレックスタイム制/その ほかの労働時間口座制/労働時間口座の普及状 況と運用/労働時間口座制の意義/長期口座の 普及状況、積立事由、使途/小括 第6章 操業短縮 操業短縮の法的取扱い/操業短縮手当/大量解 雇時の操業短縮/操業短縮の実施状況/小括 補論1 再就職支援会社 再就職支援会社の設立と仕組み/再就職支援会 社の事業内容と役割/使用者にとってのメリッ ト/労働者にとってのメリット 第7章 非正規雇用の活用 派遣労働の現状と役割/有期雇用の活用/小括 補論2 高齢者パート 背景/高齢者パート法/今後の取扱い 第8章 配置転換 配置転換の状況/配転時の人事選考/最近の変 化/要員調整の実施と有効性/人事選考にあた っての利害対立/小括 第9章 希望退職 はじめに/希望退職の意義の高まり/本調査の 基礎データ/解約手続における従業員代表の関 与/社会調和的な措置の優先/関係者の行動動 機/補償金額/調査結果分析/小括 第10章 整理解雇 はじめに/社会的に不当な解雇でないこと/経 営上の必要性との調整/社会的選考/従業員代 表の関与と補償計画/小括 ◇第V部 総 括◇ 第11章 日独比較 日本の特色/日独比較/ドイツをめぐる諸論点 /日本への示唆 〈資料T〉S社・事業所協定 「フレックスタイム制」 〈資料U〉人事選考指針〈解雇〉7例 〈資料V〉利益調整2例 〈資料W〉補償計画2例 訳語一覧 索 引 |