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書籍名 刑事裁判のいのち
著者 木谷明
判型 四六判
頁数 180頁
発行年月 2013年8月
定価 2,090円(税込)
ISBN ISBN978-4-589-03538-7
ジャンル 刑事法 司法制度・裁判実務
本の説明 強すぎる検察、死刑、冤罪、最高裁の役割……。今日の刑事司法の重要なテーマの実態と問題解決への道筋を市民むけにやさしく説く。最終講義「強すぎる検察と裁判員制度」を収録。

    
目次 はしがき


T 裁判を知る 刑事裁判の役割
 世の中(社会)の決まり―法律と道徳/民事裁
 判と刑事裁判/罪刑法定主義/刑事裁判の仕組
 みのあらすじ/「『疑わしいときは被告人の利
 益に』の原則」の意味/刑事裁判の目的―「社
 会秩序の維持」と「人権の保障」のかね合い/
 無実の人を罰しないために法律はどのような
 「仕組み」を用意しているか/まだ不備な点―
 証拠開示と取調べの可視化について/おわりに


U 刑事裁判のいのち
       よりよい刑事司法の実現のために
刑事裁判で一番大切なことは何か
 無辜の処罰と不正義/検察の不祥事と裁判所の
 役割/公益の代表者としての検察官の責務/弁
 護人としての最低限度の義務/刑事事実認定に
 おける上告審の役割/死刑制度は維持されるべ
 きか
強すぎる検察(検察官司法)と裁判員制度
 はじめに―「検察官司法」をいいあてる二つの
 エピソード/「強すぎる検察」の実態/検察官
 側を圧倒的優位にしてきた制度・慣行/「検察
 官司法」の到達点/裁判員制度の現実/裁判員
 制度が「検察官司法」を変えるための条件/お
 わりに
 【質疑応答】

裁判官にもの申す!
〈周防正行監督&木谷明弁護士対談〉
  ―2012年6月30日
  「なくせ冤罪ひらけ再審 6.16市民集会」
               記録:三上英次

幕間エッセイ◆私の少年時代


V 刑事裁判と命 死刑は本当に必要なのか
 はじめに/私と死刑事件との関わり/死刑制度
 に関する問題の所在/絞首刑は「残虐な刑罰」
 ではないのか/死刑の存置理由(積極面)
 ―(1)威嚇力・抑止力論と(2)被害者(報復)感
 情の満足論/死刑の問題点(消極面)/諸外国
 の状況/死刑制度の積極・消極の理由の対比/
 結論


事件の概説
 足利事件/飯塚事件/鹿児島の夫婦殺し事件/
 鹿児島の老夫婦殺し事件/志布志事件/東電女
 性社員殺害事件/永山基準/名張事件/成田チ
 ョコレート缶事件/東住吉事件/光市母子殺害
 事件/氷見事件/布川事件/福井事件(福井の
 女子中学生殺し事件)/松川事件/郵政不正事
 件(村木事件)


あとがき
 

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