書籍名 | ワーク・ライフ・バランスと社会政策 |
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シリーズ | 社会政策I |
著者 |
久本憲夫・ 玉井金五編 |
判型 | A5判 |
頁数 | 336頁 |
発行年月 | 2008年8月 |
定価 | 3,520円(税込) |
ISBN | ISBN978-4-589-03111-2 |
ジャンル | 社会政策 |
本の説明 |
現代の企業社会の諸問題―長期安定雇用、賃金処遇、査定と昇進、労働時間、男女共同参画、職業能力開発−と最賃について、歴史をふまえたうえで今日の到達点と課題を提示。精緻な労働運動史から社会政策の動態を知る。 |
目次 |
目 次 はしがき 序 章 社会政策の現在 はじめに―社会政策の普遍化 1 公正な「雇用関係」と「相互扶助」 2 格差問題の変質 3 「相互扶助」システムの変化 ―少子高齢化の衝撃 4 本書の構成 第1章 雇用政策 はじめに 1 雇用政策の歴史 2 雇用保険支出からみた雇用政策 3 これからの雇用政策 第2章 雇用形態の多様化 はじめに―非正社員化の進展 1 非正社員の増加と多様化 2 非正社員化の背景 3 正社員とパート労働者の賃金格差 4 パート労働者の地位向上 おわりに 第3章 長期安定雇用 はじめに 1 第二次大戦前の状況―頻繁な労働移動 2 労働組合の解雇反対闘争 3 オイルショック後(1970年代後半) 4 国際比較 5 最近の動向 第4章 賃金処遇制度 はじめに 1 第二次大戦後の変化 2 賃金処遇制度の合理化 3 高齢化,高学歴化と賃金処遇制度 4 「成果主義」 第5章 査定と昇進 はじめに 1 人事管理制度としての査定制度と昇進 2 査定制度の歴史的分析 3 査定制度をめぐる「新たな」問題 第6章 労働時間 はじめに 1 第二次大戦後から高度経済成長期 2 オイルショック以降 3 労働時間管理をめぐる新たな問題 第7章 職場における男女平等 はじめに 1 男女間賃金格差の分析 2 ポジティブ・アクションの効果 おわりに 第8章 企業内教育訓練 はじめに 1 第二次大戦後の経緯 2 近年の動向とこれからの課題 第9章 能力開発政策 はじめに 1 第二次大戦後の経緯 2 近年の動向 3 これからの課題 第10章 労働運動 はじめに―労働運動と社会政策 1 労働運動の政策志向の類型化 2 戦後民主改革のもとでの労働運動 3 企業別組合を超える運動の模索 4 高度経済成長下の労働運動の展開 5 低成長期の労働運動と労働戦線統一 6 1990年代以降の労働運動の展開 ―運動の後退と新たな活路の模索 おわりに―労働運動の展望 第11章 最低賃金 はじめに 1 最低賃金制の歴史 2 特定最低賃金(産業別最低賃金) 3 地域別最低賃金 おわりに 索 引 |