書籍名 | ヒロシマと憲法〔第4版〕 |
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著者 |
水島朝穂編著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 296頁 |
発行年月 | 2003年5月 |
定価 | 3,080円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-02672-4 |
ジャンル | 憲法 |
本の説明 | 世界の〈ヒロシマ〉と一地方都市〈広島〉を憲法学の視角から結びつけ、平和主義と人権を基軸に具体的な問題を取り上げ、日本国憲法の今日的意味を再確認する。第3版刊行(1997年)以降、5年余りの状況変化をふまえ全体を見直した。 |
目次 |
はしがき 第T部 「共生」としての平和 第1章 終わらないヒロシマ 第2章 「ポスト核時代」を拓くー二一世紀のヒロシマの使命 1 核兵器を取り巻く国際状況 2 ICJ核兵器勧告的意見 3 「ポスト核時代」に向けて 第3章 「もう一つのヒロシマ」 1 「もう一つのヒロシマ」(1)ー軍都と毒ガス島 2 「もう一つのヒロシマ」(2)ー広島周辺の軍事基地群 第4章 憲法九条の原点と視点 1 戦争違法化と立憲平和主義 2 憲法九条をめぐる諸問題 3 憲法九条関係の裁判 4 憲法九条と自衛隊(1)ー再軍備からガイドラインまで 5 憲法九条と自衛隊(2)ー国際政治の道具として 第5章 日米安全保障条約 1 平和主義の国の外国軍 2 日米安全保障条約の歴史 3 日米安全保障条約の問題点 4 日米安全保障条約と沖縄 第6章 新ガイドライン法制の展開ー新ガイドラインから有事法制へ 1 米軍事戦略と新ガイドライン 2 新ガイドライン法制(1)ー周辺事態法 3 新ガイドライン法制(2)ーテロ特描法・自衛隊法改正・PKO法改正 4 新ガイドライン法制の完成(?)ー武力攻撃事態法案ほか 第U部 「共生」社会を築くために 第7章 外国人の人権 1 外国人とは 2 外国人の入国・再入国 3 外国人の権利 第8章 女性と人権 1 近代憲法と女性差別ー近代家族像の登場 2 現代憲法と女性抑圧ー近代家族像の普遍化 3 近代家族像への疑問ー性別役割論の打破 4 性暴力との闘いー性的特質論の打破' 5 日本国憲法における女性の権利 6 男女同一労働同一賃金 7 児童扶養手当についての裁判 第9章 子どもと人権 1 子どもと人権 2 教育権 第10章 「日の丸」「君が代」問題とヒロシマ 1 「日の丸」「君が代」問題とヒロシマー⊥仏島県立世羅高校長事件 2 日の丸・君が代と国旗・国歌 3 国旗・国歌法の制定 4 国旗・国歌法と思想・良心の自由 5 国旗・国歌と学習指導要領 第11章 報道の自由と人権 1 表現の自由の意義 2 メディアの犯罪報道と報道被害 3 過剰取材と人権侵害 4 政治とメデイア 5 メデイアの報道規制の諸相 第12章 冤罪と刑事手続の権利 1 広島の地と冤罪 2 冤罪とはなにか 3 死刑囚再審無罪諸事件の検討 4 犯罪捜査と冤罪を生む要因 5 冤罪に対する司法の課題 第13章 人間らしく生活する権利 1 生存権と公的扶助 2 働きすぎ社会と過労自殺 3 雇用リストラとセーフティネット(安全網) 4 ハンセン病訴訟 第14章 戦争と人権ー「共生」社会の対極にあるもの 1 究極の人権侵害としての戦争 2 緊急事態法制と人権 3 軍事秘密と人権 4 軍人(自衛隊員)と人権 5 平和的生存権 第V部 「共生」社会の姿 第15章 新しい時代の地方自治 1 新しい時代の地方自治 2 「地方自治の本旨」 3 地方における民主主義 4 国と地方との権限配分 5 地方自治の未来と課題 第16章 開かれた政治をめざしてー主権者・国民と政治 1 「国民主権」と政治のあり方 2 選挙制度・政党と「政治改革」 3 国会・内閣と「主権者国民」 4 政治の再生と主権者・国民の役割 第17章 開かれた司法をめざして 1 国民にとっての裁判・裁判所 2 法曹人口の不足と裁判を受ける権利 3 司法権の独立 4 違憲立法審査制 5 開かれた司法と司法制度改革 第18章 象徴天皇制の構造と機能 1 象徴天皇制の成立 2 天皇の憲法上の地位と権能 3 象徴天皇制の行方 資 料(日本国憲法・大日本帝国憲法) 事項索引 |