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書籍名 | ニュージーランド福祉国家の再設計 |
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副題 | 課題・政策・展望 |
著者 |
ジョナサン・ボストン/ ポール・ダルジール/ スーザン・セント・ジョン編 芝田英昭・ 福地潮人監訳 |
判型 | A5判 |
頁数 | 408頁 |
発行年月 | 2004年12月 |
定価 | 7,150円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-02786-0 |
本の説明 |
市場経済化の波にのみこまれた「南の理想郷」。財政赤字と格闘しつつも福祉国家を再構築しようとした90年以降の政策改革の背景と結果を問題別・分野別に検証。概念的・実践的弱点を分析し、「効果的な福祉国家」への助言を提供する。 この書籍は品切につき入手できません |
目次 |
翻訳・刊行にあたって 序 文 第T部 原則と主要テーマ 第1章 転換期のニュージーランド福祉国家(ジョナサン・ボストン) 福祉国家の類型 ニュージーランドにおける福祉国家の発展 1990年代の社会政策の発展 福祉国家は何処に行くのか 第2章 社会正義と福祉国家(ジョナサン・ボストン) 市場自由主義者たちによる福祉国家批判 市場自由主義者による批判の評価 消極的権利、積極的権利 経験主義に基づいた議論 結 論 第3章 持続可能な社会政策(マーヌカ・ヘナレ) マオリの真なる発展 マナ・マオリ、そして柱となる4つの概念 マオリの倫理と持続可能な社会発展 1990年代の政府の政策 「イウィとは何か」をめぐる論争 結 論 第4章 マクロ経済上の制約(ポール・ダルジール) 改革期の経済成長 課税と成長 総需要 結 論 第5章 政府の役割(ポール・ダルジール/スーザン・セント・ジョン) 政府の財政報告 社会的な財やサービス 提供か、財源か マクロ経済の安定化 結 論 第6章 限定化 対 普遍主義―社会扶助はみんなのため?あるいは貧者だけのため?(ジョナサン・ボストン/スーザン・セント・ジョン) 限定化の特質 限定化に関する議論 ニュージーランドにおける今日の対象限定的制度に関する若干の評価 第U部 政策課題と論争 第7章 労使関係の再設計―雇用契約法とその結果(パット・ウォルシュ/ピーター・ブロスナン) 雇用契約法の発展 1991年雇用契約法 雇用契約法と政策提言 雇用契約法がもたらした結果 結 論 第8章 保健医療制度改革―市場化の進展と揺り戻し?(トーニ・アシュトン) 1990年代の保健医療政策 連合合意文書における保健・医療政策 保健医療部門のパフォーマンス 新たな手立て おわりに 第9章 ニュージーランドにおける事故補償−公平な制度をめざして?(スーザン・セント・ジョン) ACCの特質 背 景 1992年のACC改革 安全確保へのインセンティブと賦課金システム 近年の方向性 連立協定とACC おわりに 第10章 競争国家における義務教育(抄)(マイケル・ピータース/マーク・オルセン) 義務教育と福祉国家 財務省と教育の再構築 「ピコット報告」と「明日の学校戦略」 教育における「選択」政策の効果 おわりに 第11章 高等教育への資金供給―消えざる論点とジレンマ(抄)(ジョナサン・ボストン) 政策の背景 近年の改革案 手当てと貸付金 おわりに 第12章 住宅政策(抄)(ローレンス・マーフィー) 1990年代の住宅政策 住宅補助金 ニュージーランド住宅公社(HNZ) おわりに 第13章 貧困、家計そして社会保障(ロバート・ステファンズ) ニュージーランドの社会保障制度 社会保障支出の増大 給付水準の国際比較 貧困と家計 結論および政策オプション 第14章 ウェルフェアからワークフェアへ(ジェーン・ヒギンズ) 「ソフトな」ワークフェアから「ハードな」ワークフェアへ ワークフェアと労働市場 ワークフェア計画に対する評価 相互義務と社会契約 結 論 第15章 1990年代の年金改革―大変困難な改革(スーザン・セント・ジョン) 高齢化の経済的側面 社会的背景 1993年の合意 1997年の展開 国際的アプローチ 将来の問題 結 論 第V部 概論と結論 第16章 効果的な福祉国家の再建に向けて(ジョナサン・ボストン/ポール・ダルジール/スーザン・セント・ジョン) 社会と家族の責任に関する憲章 生産的雇用が果たす主な役割 前 途 監訳者補論 規制緩和大国・市場国家ニュージーランドの経験は日本に何を教えたのか(芝田 英昭) はじめに 福祉国家から規制緩和への背景 1980年代以降の改革の流れ 規制緩和・市場主義の功罪 徹底した規制緩和・社会保障改革が推進できた背景 おわりに 参考文献 |