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コラム

更新日:2013.8.20

タテ社会をヨコに生きる 園部逸夫・元最高裁判事

法律をかじったことのある人は、園部逸夫という名前を聞いて、何かしら心当たりがないだろうか。

  • 最高裁判事だったひと。
  • 京都大学法学部の先生で行政法学者(助教授)。
  • 筑波大学や成蹊大学の先生(教授)。
  • 「社会保障行政法学」の創始者。
  • 内閣官房参与。
  • 皇室論の専門家。

などなど。
さらにマニアックなひとは、最高裁の行政上席調査官だったひと、も入れるかもしれない。
たしかに、1つの企業で勤め上げたり、1つの大学、たとえば京都大学でシューレ(学派)をなす教授になり学界をリードして退官する(花道をかざる)というのが、日本的な労働人生美学だった時代があった。
しかし、園部先生は、そういう生き方を嫌った。冒険心と好奇心のなせる技なのかもしれない。
わたしがとくに注目するのは、学者、最高裁調査官(どういう仕事・役割かは本書をご覧ください)、最高裁判事、を経験した稀有な法曹人という点である。
そのくらいを基礎知識にこのオーラル・ヒストリーを読んでみてください。
最初からでなくても、どこからでも好きなところから読めます。
そして、ぜひご感想をお聞かせください。

(秋山) 
園部逸夫 オーラル・ヒストリー

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