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歴墾ビブリオ

「歴墾ビブリオ」発刊に際して
  法律文化社は、一九四六年の創業以来、法律や政治など社会科学分野の学術書を刊行してきました。このたび、その経験と蓄積を生かし、日本史の編集部門「歴墾舎(れきこんしゃ)」を発足させ、「歴墾ビブリオ」というレーベルで本づくりを始めます。
  明治期に始まった実証主義を基盤とする歴史学は、約一五〇年間にわたり膨大な成果を積み上げてきました。史実は絶えず更新され、私たち日本人の歴史観に少なからぬ影響を与えてきました。先人たちの営みを知ることで自らのルーツや地域のアイデンティティを知り、果てしない歴史探索の世界に多くの人々は夢中になっています。そうした熱い思いに応えるため、良質な歴史書は今後さらに求められるでしょう。
  歴墾舎は、歴史の大地を切り拓き、沃野を耕しつつ新たな題材を発掘し、論点を社会に提示することを目的として出版活動を行ってまいります。さらには、多くの読者が広大な歴史の時空を行き交う旅の一助となることを願っています。
    二〇二四年五月

法律文化社 歴墾舎

新刊

摂津・河内・和泉の戦国史
管領家の分裂と天下人の誕生
[戦国時代の地域史@]
著者:天野忠幸編著
定価:3080円(税込)
判型・頁数:A5判・272頁
戦国時代の首都圏を構成した摂津・河内・和泉。京都盆地に代わり勃興する大阪平野は、畠山氏・細川氏・三好氏・織田氏・豊臣氏の興亡の舞台となり、自治都市堺や大坂寺内町を中心に繁栄し、茶の湯などの文化も生んだ。本書では、宗教・文化・経済・交通・城郭も取り上げ、重層的な戦国史像を構築する。

    


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摂津・河内・和泉の戦国史
播磨・但馬・丹波・摂津・淡路の戦国史
畿内と中国の狭間で続いた争乱
[戦国時代の地域史A]
著者:渡邊大門著
定価:2970円(税込)
判型・頁数:A5判・224頁
播磨、但馬、丹波の一部、摂津の一部、淡路という広大な地域であった兵庫県域の戦国・織豊時代とはいかなるものだったか。応仁・文明の乱から関ヶ原合戦に至る政治史を軸に、宗教文化、流通経済、民衆文化、城郭なども取り上げ、重層的な戦国史像を構築する。

    
播磨・但馬・丹波・摂津・淡路の戦国史
原敬と大隈重信
早稲田の「巨人」を超える 一八八一〜一九二二年
[日本史のライバルたち@]
著者:伊藤之雄著
定価:3300円(税込)
判型・頁数:四六判・318頁
大隈重信と原敬は、英国風政党政治や協調外交という理想、薩長への対抗心など共通点が多いものの、対立していたのはなぜか。本書では、二人の不幸な「出会い」から始まり、一八歳年長の大隈を反面教師として原が自己革新して成長していく過程を辿る。

    


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原敬と大隈重信

近刊

安芸・備後の戦国史
境目地域の争乱と毛利氏の台頭
[戦国時代の地域史B]
著者:光成準治著
予価:3520円(税込)
判型・頁数:A5判・276頁
発行予定:2024年12月
戦国期の安芸・備後では、国衆が毛利氏を盟主に国外勢力を駆逐し、元就は中国地域の過半を制圧して戦国大名となる。本書は、応仁・文明の乱から関ヶ原合戦への政治史を軸に、宗教文化、流通経済、民衆文化、城郭なども取り上げ、重層的な戦国史像を構築する。
 

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