
- 私たちと法〔5訂版〕
- 著者:平野武・平野鷹子・平野潤著
- 定価:2090円(税込)
- 判型・頁数:A5判・164頁
- 日常生活に深くかかわる領域を中心に、法学全般の基礎知識や考え方を生活者の視点から解説した初学者向けテキスト。4訂版刊行以降の法改正(民法や刑法など)に対応するため大幅に加筆修正し、法と社会の変動に対応。巻末に関連資料や条文を付す。

- ローディバイス法学入門〔第3版〕
- 著者:三枝有・鈴木晃・漆畑貴久著
- 定価:2750円(税込)
- 判型・頁数:A5判・250頁
- 憲法・民法・刑法に重点をおき、事例問題を随所に配置。法を現実的な適用面から具体的問題として把握する思考方法や、具体的解決を図るなかで法理論へと遡る方法論、感性にもとづく自由な発想と現実的処理としての法適用の融合をめざす、テキスト最新版。

- 第7巻 安全保障
- [講座 情報法の未来をひらく:AI時代の新論点]
- 著者:山本龍彦監修/石井由梨佳編
- 定価:4290円(税込)
- 判型・頁数:A5判・338頁
- 情報法における安全保障上の脅威への対応はどのようになされるべきか。@SNSや犯罪対策における情報取得、利活用、保持のあり方、A国境を越える情報に対する国際法・各国法の規律、B海底ケーブルと人工衛星という国際通信インフラの保護を論じる。

- 遺留分権利者の決定の自由
- 著者:竹治ふみ香著
- 定価:5170円(税込)
- 判型・頁数:A5判・202頁
- 遺留分権利者の決定の自由はどのように保障・制限されるべきか。ドイツでの議論を参照しながら、遺留分制度の意義、扶養・社会保障の制度を分析し、家族のあり方に関する議論を踏まえ、制度のあり方について検討する。

- 改正 中国会社法
- 条文の解釈から学説論争、立法過程の解明へ
- 著者:徐治文著
- 定価:6270円(税込)
- 判型・頁数:A5判・288頁
- 中国では有限会社法および株式会社を規制対象とする会社法が1993年12月29日公布され、94年7月1日より施行された。そして30年の歳月を経て2023年12月29日に改正中国会社法が可決・公布され、24年7月1日施行された。これまでで最も大きく全面改正となった中国会社法の新旧条文解釈、学説論争、立法過程の解明をする。

- 被害者学の現在地
- 被害者支援のこれまでとこれから
- 著者:齋藤実・矢野恵美編著
- 定価:3520円(税込)
- 判型・頁数:A5判・222頁
- 犯罪被害者等基本法の制定から今日まで被害者支援にいかなる進展と課題があるのか。刑の執行段階における被害者等の心情等の聴取・伝達制度をはじめ実務的論点を網羅的に取り上げながら、北欧諸国の補償制度や支援組織を参考に被害者学の展望を示す。

- 18歳からはじめる環境法〔第3版〕
- [〈18歳から〉シリーズ]
- 著者:大塚直編
- 定価:2530円(税込)
- 判型・頁数:B5判・102頁
- 環境法の機能と役割を学ぶための入門書。公害・環境問題の展開と現状を整理し、環境保護にかかわる法制度の全体像を概観する。第2版刊行(2018年)以降の関連動向や判例法理の展開をふまえた改訂版。


- 政治意識研究の最前線
- 著者:善教将大編
- 定価:3080円(税込)
- 判型・頁数:A5判・240頁
- 政治意識に関する12の重要トピックについて、蓄積された知見を体系的にまとめたレビュー論文集。各トピックの第一線で活躍している研究者が最新の研究をフォローする。政治意識に関する研究に取り組む学生・研究者にとって最適なガイド。

- 日本における「近代政党」の誕生
- 戦前期島根県における憲政会・民政党勢力の展開
- 著者:杉谷直哉著
- 定価:7040円(税込)
- 判型・頁数:A5判・294頁
- 「近代政党」の基盤たる地方組織はいかに形成されたのか。本書は島根県に焦点を当て、若槻礼次郎の個人後援会を中心に憲政会・民政党の組織網整備の経緯を解明する。また若槻が立身出世を体現する人物として定着した経緯から、政治家と社会の関係も考察する。

- 原敬と大隈重信
- 早稲田の「巨人」を超える 一八八一〜一九二二年
- [日本史のライバルたち@]
- 著者:伊藤之雄著
- 定価:3300円(税込)
- 判型・頁数:四六判・318頁
- 大隈重信と原敬は、英国風政党政治や協調外交という理想、薩長への対抗心など共通点が多いものの、対立していたのはなぜか。本書では、二人の不幸な「出会い」から始まり、一八歳年長の大隈を反面教師として原が自己革新して成長していく過程を辿る。


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- 現代オーストラリア政治
- [地域研究のファーストステップ]
- 著者:杉田弘也編
- 定価:3190円(税込)
- 判型・頁数:A5判・262頁
- オーストラリアの政治・社会についての入門書。歴史・地理といった基礎知識を押さえたうえで、現代の政治制度や社会状況、国際関係を学ぶ。国際的にも重要な国でありながらも政治・社会についてよく知られていないオーストラリアをわかりやすく解説する。

- 自治体における「負の政策波及」
- 障害者差別解消条例とホームレス支援政策はいかに抑制されたか
- 著者:白取耕一郎著
- 定価:7040円(税込)
- 判型・頁数:A5判・290頁
- 他の自治体が新たな政策を採用しているとの理由で政策が広まる「政策波及」は、理論的には逆に様子見する「負の政策波及」も生じうる。本書は、自治体における障害者差別解消条例とホームレス支援政策の展開過程の分析から、政策波及論に新たな展開を提示。

- 撤退戦の民主主義
- ダム事業の終了プロセスにみる地方政府の政策選択
- 著者:戸田香著
- 定価:5500円(税込)
- 判型・頁数:A5判・236頁
- 政策終了という“撤退戦”がいかに展開されてきたのか。ダム事業を事例に、「終了を主導したのは誰か」「終了のプロセスはどのようなものか」「終了のプロセスに影響を与えたものは何か」という3つの問いを立て、撤退戦の実態を明らかにする。

- 入門SDGs
- 持続可能な開発の到達点と2030年への課題
- 著者:高柳彰夫・須藤智徳・小坂真理編著
- 定価:3300円(税込)
- 判型・頁数:A5判・274頁
- SDGsに先立ち展開していた人間開発・社会開発の議論の蓄積、「共通だが差異ある責任」等の地球環境保全のための国際協力の制度、開発経済学の分析枠組みといったSDGsの基盤となる理論や歴史をおさえつつ到達点と2030年への課題を論じる。社会、経済、環境の各分野で総論から各論までを整理。

- 国際機構論
- 理論と活動
- 著者:赤星聖・小林綾子・政所大輔・宇治梓紗・松村尚子・大道寺隆也編著
- 定価:3080円(税込)
- 判型・頁数:A5判・264頁
- 様々な世界的課題に取り組む国際連合などの国際機構を国際関係論および政治学的視点から学ぶ。第T部(理論)で国際機構を分析する理論・枠組みを整理したうえで、第U部(活動領域)で各分野における国際機構の活動・役割を解説する。
- 条約法
- 著者:中野徹也著
- 定価:2970円(税込)
- 判型・頁数:A5判・222頁
- 国際法の「法源」としての条約、条約の概念・歴史から説き起こし、条約の実施、無効に至るまで条約法の全体像を平易な言葉で体系的に解説。実務家に関心をもたれている国際人権条約の解釈等の意味を正しく理解できる。図版を用いて、初学者にも読み易い。

- 北海道をひらく平和学
- 私たちの〈いま〉をとらえる
- 著者:清末愛砂・阿知良洋平編
- 定価:2420円(税込)
- 判型・頁数:A5判・160頁
- 発行予定:2025年4月
- 宗教・自然・技術・開発を含む開拓史、軍事化とそれに抗う「平和のうちに生存する権利」(平和的生存権)の多面的な読み直し、ジェンダー化された規範や優生思想等に基づく諸暴力、軍事研究、貧困、移住労働者を含む外国籍住民との共生、メディアのあり方といったアプローチから、植民地支配に起因する諸々の差別構造の解明を試みる。
- 関西大衆食堂の社会史
- 「餅系食堂」からみた都市移動と立身出世
- [Social History of Japan 2]
- 著者:奥井亜紗子著
- 定価:3300円(税込)
- 判型・頁数:A5判・254頁
- うどんや丼等の飲食に加えて店頭でおはぎや赤飯を販売した「餅系食堂」は、京阪神都市圏の下町商店街に典型的な「昔ながら」の大衆食堂である。本書は、この餅系食堂のモノグラフを通して戦後日本の都市移動と家族変動および地域社会の姿を描き出す。
- 家族と病い
- [〈家族〉のかたちを考えるA]
- 著者:比較家族史学会監修/田間泰子・土屋敦編
- 定価:5940円(税込)
- 判型・頁数:A5判・262頁
- 近世/前近代から近代、現代へという歴史の縦軸と、欧州・アジア・日本という地域の横軸を掛け合わせることにより日本社会の家族と病いの諸相を捉える視座を提示。比較家族史学会の新たなシリーズ「〈家族〉のかたちを考える」第2巻として刊行。

- 現代韓国の福祉事情
- キャッチアップか、新しい挑戦か
- [社会福祉研究叢書4]
- 著者:金成垣・金圓景・呉世雄編著
- 定価:6270円(税込)
- 判型・頁数:A5判・320頁
- 少子高齢化が急速に進む韓国において、民間保険など社会保険ではないもので補完している構造上の課題など、韓国の社会保障や福祉の事情を、独自の挑戦の内容も紹介しつつ、その特徴を明らかにする。


- ケアの脱家族化
- 統合失調症者と親双方の自律を支援するソーシャルワーク
- [社会福祉研究叢書5]
- 著者:塩満卓著
- 定価:6380円(税込)
- 判型・頁数:A5判・308頁
- 親によるケアの消滅後、ケアの担い手が家族から施設に移行する日本の障害者政策に問題はないか。ケアの理論から説き起こし「親亡き後を憂う」親と「親からの自立と依存に葛藤する」子の間の悩ましい関係に質的実証研究から切り込み、生成したモデルを提示。

- 自動運転事故の責任は誰にあるのか
- 新技術をめぐる過失割合の検証
- 著者:岡本満喜子著
- 定価:3740円(税込)
- 判型・頁数:A5判・280頁
- 本書は交通事故の民事責任に焦点を当て、従来の過失責任割合の仕組みを検証した上で、一般的な人々が妥当と感じる責任の感覚と裁判所の基準の相違を示す。具体的かつ実務的な問題として急務となる新技術導入に伴う紛争解決と、今後の制度の在り方について、検討と提言を行う。

- 神と妖怪の防災学
- 「みえないリスク」へのそなえ
- 著者:田知紀著
- 定価:3190円(税込)
- 判型・頁数:A5判・208頁
- 巨大地震や暴風雨などの自然災害に対して、地域社会はどう備えるのか。日常風景に隠れるリスクを重視する本書では、日本で語り継がれる神と妖怪に着目し、人々が自然災害リスクを認識し、「語ること」と「祈ること」を通した地域防災活動の実践に関する知見を提示する。



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- 摂津・河内・和泉の戦国史
- 管領家の分裂と天下人の誕生
- [戦国時代の地域史@]
- 著者:天野忠幸編著
- 定価:3080円(税込)
- 判型・頁数:A5判・272頁
- 戦国時代の首都圏を構成した摂津・河内・和泉。京都盆地に代わり勃興する大阪平野は、畠山氏・細川氏・三好氏・織田氏・豊臣氏の興亡の舞台となり、自治都市堺や大坂寺内町を中心に繁栄し、茶の湯などの文化も生んだ。本書では、宗教・文化・経済・交通・城郭も取り上げ、重層的な戦国史像を構築する。


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- 播磨・但馬・丹波・摂津・淡路の戦国史
- 畿内と中国の狭間で続いた争乱
- [戦国時代の地域史A]
- 著者:渡邊大門著
- 定価:2970円(税込)
- 判型・頁数:A5判・224頁
- 播磨、但馬、丹波の一部、摂津の一部、淡路という広大な地域であった兵庫県域の戦国・織豊時代とはいかなるものだったか。応仁・文明の乱から関ヶ原合戦に至る政治史を軸に、宗教文化、流通経済、民衆文化、城郭なども取り上げ、重層的な戦国史像を構築する。

- 安芸・備後の戦国史
- 境目地域の争乱と毛利氏の台頭
- [戦国時代の地域史B]
- 著者:光成準治著
- 定価:3520円(税込)
- 判型・頁数:A5判・276頁
- 戦国期の安芸・備後では、国衆が毛利氏を盟主に国外勢力を駆逐し、元就は中国地域の過半を制圧して戦国大名となる。本書は、応仁・文明の乱から関ヶ原合戦への政治史を軸に、宗教文化、流通経済、民衆文化、城郭なども取り上げ、重層的な戦国史像を構築する。

- 高校教員のための「歴史総合」ハンドブック
- 教科書比較から見えてきたもの
- 著者:石塚正英監修/瀧津伸・佐久間俊明・板倉孝信編著
- 定価:2640円(税込)
- 判型・頁数:A5判・212頁
- 2022年に始まった「歴史総合」は、日本史と世界史の近現代を融合する意義深い科目だが、高校現場では様々な波紋を広げている。そこで本書は、歴史総合の主要教科書5冊を28のキーコンセプトごとに比較・分析し、「論点・課題」「現代との対話」「資料分析」を軸に論じる。

- 近代日本官僚制と文部省
- 「非主要官庁」の人事と専門性
- 著者:松谷昇蔵著
- 定価:6270円(税込)
- 判型・頁数:A5判・280頁
- 文部省はなぜ「最弱官庁」と呼ばれるようになったのか。非主要官庁である文部省の特色とは。本書は、文部省の内部構造や文部官僚の実態を考察することで、文部行政の特徴だけでなく、主要官庁の検討とは異なる観点から近代日本官僚制に対する視界を開く。

- 孫文・講演「大アジア主義」資料集U
- 1924年11月 日本と中国の岐路
- [孫中山記念会研究叢書\]
- 著者:愛新翼・西村成雄編
- 定価:6380円(税込)
- 判型・頁数:A5判・288頁
- 1989年に資料集を発刊してから35年経過し、その間に新たに発掘された資料を収録。兵庫県立神戸高等女学校講堂でおこなわれた孫文「大アジア主義」の講演から100年を記念して「孫文・大アジア主義」を再認識するため、同時代資料や多くの論考を纏める。

- アメリカ文学史への招待
- 豊饒なる想像力
- 著者:橋本安央・藤井光・坂根隆広編著
- 定価:3190円(税込)
- 判型・頁数:A5判・318頁
- 20世紀後半以降のアメリカ文学史は、文字離れと内容の多様性に直面しているが、本書は文学史の原点に立ち戻り、狭義の文学を文学作品として読む姿勢を基軸とする。また、世界文学におけるアメリカ文学、アメリカ文学と日本文学の関連性などにも視野を広げる。

- 保育リーダーシップ評価スケール PAS
- よりよい園運営のために
- 著者:テリ N. タラン・ジル M. ベラ・ポーラ・ジョルデ・ブルーム著/埋橋玲子監訳/鈴木健史・岩渕善美・亀山秀郎・岡部祐輝・根栄美訳
- 定価:2200円(税込)
- 判型・頁数:B5判・98頁
- 保育施設の長(園長)のリーダーシップを評価する米国の指標を邦訳。採用やリスク管理等の25項目により、人間関係・子どもの教育・組織管理上のリーダーシップを測定し、保育者の資質向上につなげる。ECERS-3との併用で保育の質をより広範に把握できる。


- 介護保険を再考する/社会保障法と貧困
- [社会保障法第40号]
- 著者:日本社会保障法学会編
- 定価:3520円(税込)
- 判型・頁数:A5判・172頁
- [第79回大会]
〈シンポジウム〉介護保険を再考する:介護保障における介護保険の役割
石田道彦/玉川淳/永野仁美/川久保寛/福島豪/原田啓一郎
〈ミニシンポジウム〉社会保障法と貧困
秋元美世/島村暁代/伊奈川秀和/常森裕介
書評、判例回顧ほか