
- 法の基礎を読み解く
- 外国と日本の比較を通じて
- 著者:戒能通弘・太田寿明著
- 定価:2750円(税込)
- 判型・頁数:A5判・240頁
- 高校の新科目「公共」で重視される問題を多角的に考える能力等の活用を意識して、比較法や法思想史の観点から導入を試みる新しいタイプの法学入門。欧米と日本の立憲主義や法の担い手等を比較しながら、日本法を相対化し、その全体像を把握する視点を提供する。

- イギリス法入門〔第2版〕
- 歴史、社会、法思想から見る
- 著者:戒能通弘・竹村和也著
- 定価:2640円(税込)
- 判型・頁数:A5判・222頁
- イギリスの歴史、社会、法思想をふまえ判例法主義、法律家制度、陪審制、法の支配などイギリス法の特徴を日本法と比較しつつわかりやすく解説。ブレグジットによりEU法がイギリスに適用されなくなったことや、スコットランドの独立をめぐる動向を加筆修正。

- 史料でひもとく日本法史
- [HBB+]
- 著者:村上一博・西村安博編
- 定価:3740円(税込)
- 判型・頁数:四六判・370頁
- 前近代法史を学ぶ意義と愉しさを史料の文言や体裁からひもとき解説する教科書。各時代を特徴づける興味深い時代区分の議論や身近でアクセスし易い資料館等を紹介するコラムも交えながら人々が何を「法」としてきたのか、どのように紛争を解決してきたのかを読み解く。

- 論争から読み解く日本国憲法
- 著者:倉持孝司・丹羽徹・中里見博編著
- 定価:2640円(税込)
- 判型・頁数:A5判・216頁
- 「歴史から」、「比較から」に続く、第3弾「論争から」読み解く憲法教科書。主権論争といった大論争だけでなく、女性天皇禁止の是非や未成年者の選挙運動禁止の是非等をテーマとして取り上げ、多様な考え方や発展学習に読者を誘う。基礎知識も学べる。

- 新・どうなっている!?日本国憲法〔第4版〕
- 憲法と社会を考える
- 著者:木下智史・上脇博之・渡辺洋・守谷賢輔・金原宏明・希麗・脇田吉隆編著
- 定価:2640円(税込)
- 判型・頁数:B5判・120頁
- 憲法に関する30のテーマを、歴史的事実や社会状況に照らし、資料をふんだんに用いて丁寧に解説。憲法と現実社会との結びつきを市民の目線で考える工夫を凝らす。巻末に用語解説つきの索引もつけて全面的に改訂。

- 現代の諜報・捜査と憲法
- 自由と安全の日独比較研究
- 著者:小西葉子著
- 定価:8470円(税込)
- 判型・頁数:A5判・424頁
- 安全保障(テロ対策)目的による国家の情報収集活動は、どのように統制されるべきか。ドイツにおける立法の展開、裁判例および学説も参照し、また各統治機構の機能・役割の分析を踏まえてあるべき統制システムの構想を提示する。

- 違法・不当な行政からの権利救済
- 著者:水野武夫著
- 定価:3740円(税込)
- 判型・頁数:A5判・292頁
- 長年、弁護士として行政・税・環境に関する訴訟に携わったほか、行政事件訴訟法改正の際に日弁連からの委員として政府の検討会に参加するなど多方面で活躍した水野武夫弁護士の単著論文集。行政訴訟に携わる弁護士と税法学研究者が各論考に補遺を付す。

- ハイフォレスト民法総則
- 著者:野口大作編
- 定価:2860円(税込)
- 判型・頁数:A5判・232頁
- 民法総則において初学者が見落としがちな「意義、要件、効果」の区別を明確にし、随時設例を提示しながら、わかりやすく解説。各章の冒頭(森を見る)で概要をつかみ、章末の練習問題(木を見る)でさらに理解を深める。

- 会社法・金融商品取引法入門
- 著者:徳本穰編
- 定価:3190円(税込)
- 判型・頁数:A5判・288頁
- 会社の仕組みや社会における役割、会社がまもるべき原則、会社に対する法の規制を会社法と金融商品取引法からよみとく。会社法の今日的課題や会社法と金融商品取引法との関係を意識した叙述で、会社の実際や会社を取り巻く法環境がよくわかる。

- 被害者学の現在地
- 被害者支援のこれまでとこれから
- 著者:齋藤実・矢野恵美編著
- 定価:3520円(税込)
- 判型・頁数:A5判・222頁
- 犯罪被害者等基本法の制定から今日まで被害者支援にいかなる進展と課題があるのか。刑の執行段階における被害者等の心情等の聴取・伝達制度をはじめ実務的論点を網羅的に取り上げながら、北欧諸国の補償制度や支援組織を参考に被害者学の展望を示す。

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- 18歳からはじめる国際法
- [〈18歳から〉シリーズ]
- 著者:佐藤哲夫・渡辺豊・中西優美子編
- 定価:2420円(税込)
- 判型・頁数:B5判・112頁
- 国際社会のルールはどのようなものであり、どのように守られているのだろうか。最近の国際状況も踏まえて、国際法の基礎を易しく解説する入門書。コラムや資料、語句解説を活用し、法律学や国際法になじみのない読者でも取り組みやすいように工夫を凝らす。

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- 生きた労働安全衛生法
- 成り立ちと運用実態
- 著者:三柴丈典著/日本産業保健法学会協力
- 定価:3080円(税込)
- 判型・頁数:B5判・220頁
- 『コンメンタール労働安全衛生法』の姉妹書。同書より、主要な裁判例、行政官による監督指導状況、事業場での実施状況を抽出。さらに、主要な事件には、安全衛生の専門家による「判決への賛否」「未然防止策」の2点を掲載した。

- コンメンタール 労働安全衛生法
- 著者:三柴丈典編/日本産業保健法学会協力
- 定価:16500円(税込)
- 判型・頁数:B5判・1584頁
- 労働安全衛生法の体系書。各条文の趣旨のほか、制度史、適用の実際(関係判例、監督指導実務)、関係規定にも言及。規制の趣旨と課題を深く理解し、法目的の実現に向けて努力するという理念が込められた大著。編者が独自に整理再編した概要を付した。
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- 日本における「近代政党」の誕生
- 戦前期島根県における憲政会・民政党勢力の展開
- 著者:杉谷直哉著
- 定価:7040円(税込)
- 判型・頁数:A5判・294頁
- 「近代政党」の基盤たる地方組織はいかに形成されたのか。本書は島根県に焦点を当て、若槻礼次郎の個人後援会を中心に憲政会・民政党の組織網整備の経緯を解明する。また若槻が立身出世を体現する人物として定着した経緯から、政治家と社会の関係も考察する。

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- 日米欧三極関係の成立
- 「長い70年代」における国際秩序の刷新
- 著者:黒田友哉・森靖夫・倉科一希編著
- 定価:6050円(税込)
- 判型・頁数:A5判・368頁
- 1970年代に、サミット、日米欧三極委員会、GATT東京ラウンドといった日米欧を中心とする政治・経済面での協調はどう模索されたか。本書は、日米欧それぞれの視点、かつ政治、経済、軍事など多角的視点から新たな国際秩序の模索を検討し、その全体像を解明する。

- 対立軸でみる公共政策入門〔第2版〕
- 著者:松田憲忠・三田妃路佳編
- 定価:2860円(税込)
- 判型・頁数:A5判・240頁
- さまざまな社会課題に対する政策についての価値対立は避けられない。この「価値対立の不可避性」という観点から考える公共政策論の入門書。対立の解消ないしは合意形成をいかに実現するかを考察。2019年以降の社会・政治状況の変化を踏まえ全面的に改訂。

- 撤退戦の民主主義
- ダム事業の終了プロセスにみる地方政府の政策選択
- 著者:戸田香著
- 定価:5500円(税込)
- 判型・頁数:A5判・236頁
- 政策終了という“撤退戦”がいかに展開されてきたのか。ダム事業を事例に、「終了を主導したのは誰か」「終了のプロセスはどのようなものか」「終了のプロセスに影響を与えたものは何か」という3つの問いを立て、撤退戦の実態を明らかにする。

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- 国際機構論
- 理論と活動
- 著者:赤星聖・小林綾子・政所大輔・宇治梓紗・松村尚子・大道寺隆也編著
- 定価:3080円(税込)
- 判型・頁数:A5判・264頁
- 様々な世界的課題に取り組む国際連合などの国際機構を国際関係論および政治学的視点から学ぶ。第T部(理論)で国際機構を分析する理論・枠組みを整理したうえで、第U部(活動領域)で各分野における国際機構の活動・役割を解説する。

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- 北海道をひらく平和学
- 私たちの〈いま〉をとらえる
- 著者:清末愛砂・阿知良洋平編
- 定価:2420円(税込)
- 判型・頁数:A5判・160頁
- 宗教・自然・技術・開発を含む開拓史、軍事化とそれに抗う「平和のうちに生存する権利」(平和的生存権)の多面的な読み直し、ジェンダー化された規範や優生思想等に基づく諸暴力、軍事研究、貧困、移住労働者を含む外国籍住民との共生、メディアのあり方といったアプローチから、植民地支配に起因する諸々の差別構造の解明を試みる。

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- 経済思想史
- 著者:原田哲史編著
- 定価:3080円(税込)
- 判型・頁数:A5判・284頁
- ポリス時代から近現代までの各国において生成・発展した経済思想のポイントや相互関係をよみとき、「環境問題につき私たちは未来世代の利益をどこまで考慮すべきか」「経済への政府の介入は必要か」といった現代的課題への有益な示唆も与えるコンパクトながらも充実のテキスト。

- 経営文化論
- 著者:佐久間信夫・村山元理・井上善博編著
- 定価:3080円(税込)
- 判型・頁数:A5判・256頁
- 1980年代、企業の業績や競争力の差は企業の経営文化に由来すると指摘され、以来、企業には良好な「経営文化」の確立が強く要請されている。本書は、従来の比較文化論の視点ではなく、初学者が経営学の視点から体系的に理解を深めることを可能にする入門書。

- 関西大衆食堂の社会史
- 「餅系食堂」からみた都市移動と立身出世
- [Social History of Japan 2]
- 著者:奥井亜紗子著
- 定価:3300円(税込)
- 判型・頁数:A5判・254頁
- うどんや丼等の飲食に加えて店頭でおはぎや赤飯を販売した「餅系食堂」は、京阪神都市圏の下町商店街に典型的な「昔ながら」の大衆食堂である。本書は、この餅系食堂のモノグラフを通して戦後日本の都市移動と家族変動および地域社会の姿を描き出す。

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- 〈産みの親〉と〈育ての親〉
- [〈家族〉のかたちを考える@]
- 著者:比較家族史学会監修/床谷文雄・宇野文重・梅澤彩・柴田賢一編
- 定価:5500円(税込)
- 判型・頁数:A5判・276頁
- 危機的妊娠や予期しない妊娠によって生まれた子の〈産み〉と〈育て〉をめぐる現状・課題を踏まえ、〈親〉という存在がいかなる歴史と地域の文脈で捉えられるのかを論究。豊富な歴史的事例を素材に行為体の多様性やコミュニティの厳しい「まなざし」・倫理観を問い直す。

- 貧困に対する支援
- [社会福祉を学ぶ50の扉]
- 著者:岩永理恵・野田博也編著
- 定価:2750円(税込)
- 判型・頁数:B5判・216頁
- 貧困、生活困窮者に対する支援について、知っておきたい50の項目(1項目基本4頁構成)に分けてわかりやすく解説。学びの状況に合わせ、知りたいところから学ぶことができる。社会福祉士養成課程科目「貧困に対する支援」のカリキュラム内容に準拠した内容。

- 高齢者福祉
- [社会福祉を学ぶ50の扉]
- 著者:竹本与志人・神部智司・杉山京編著
- 定価:2750円(税込)
- 判型・頁数:B5判・216頁
- 高齢者福祉の基本を、知っておきたい50の項目(1項目基本4頁構成)に分けてわかりやすく解説。学びの状況に合わせ、知りたいところから学ぶことができる。国家資格である社会福祉士養成課程科目「高齢者福祉」のカリキュラム内容に準拠した内容。

- 高校教員のための「歴史総合」ハンドブック
- 教科書比較から見えてきたもの
- 著者:石塚正英監修/瀧津伸・佐久間俊明・板倉孝信編著
- 定価:2640円(税込)
- 判型・頁数:A5判・212頁
- 2022年に始まった「歴史総合」は、日本史と世界史の近現代を融合する意義深い科目だが、高校現場では様々な波紋を広げている。そこで本書は、歴史総合の主要教科書5冊を28のキーコンセプトごとに比較・分析し、「論点・課題」「現代との対話」「資料分析」を軸に論じる。

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- アメリカ文学史への招待
- 豊饒なる想像力
- 著者:橋本安央・藤井光・坂根隆広編著
- 定価:3190円(税込)
- 判型・頁数:A5判・318頁
- 20世紀後半以降のアメリカ文学史は、文字離れと内容の多様性に直面しているが、本書は文学史の原点に立ち戻り、狭義の文学を文学作品として読む姿勢を基軸とする。また、世界文学におけるアメリカ文学、アメリカ文学と日本文学の関連性などにも視野を広げる。

- 労働者概念の再検討
- 日本労働法学会誌138号
- 著者:日本労働法学会編
- 定価:4290円(税込)
- 判型・頁数:A5判・302頁
- シンポジウムの報告、記録、ワークショップ、個別報告、回顧と展望などを収録。